宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:50)
一昨日、M3.7の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 6 --- ---
11/ 5 --- ---
11/ 4 22:21 M3.7
20:55 M2.6
17:44 C4.6
12:20 M1.9
09:24 C3.0
03:37 C5.5
01:52 C3.9

黒点 11/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2443 25 β M4
2445 1 α M3
2447 3 β ---
2448 6 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 495 -1.8
-2 h 508 -1.2
-4 h 528 -1.8
-6 h 547 -1.4
-8 h 523 +0.1
-10 h 539 -2.8
-12 h 542 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -23 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
11/ 6 0.3 2x10^4
11/ 5 0.5 5x10^3
11/ 4 0.4 4x10^3
11/ 3 0.3 4x10^1
11/ 2 0.4 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/11/ 1 08:19 2443黒点群でM1.0などのフレアが続いています。
2015/11/ 2 10:01 2443黒点群の活動は続いています。明日くらいからコロナホールの影響が始まりそうです。
2015/11/ 3 14:03 2443黒点群はやや落ち着いています。太陽風の高まりが始まった様です。
2015/11/ 4 13:12 700km/秒台の高速太陽風が到来しました。オーロラの活動も高まっています。
2015/11/ 5 14:36 M3.7、M2.5の中規模フレアが発生しています。CMEが発生し、太陽風の擾乱が到来しそうです。
最新のニュース

2015/11/ 6 11:50 更新
高速の太陽風は続いています。明日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日より550km/秒で安定していましたが、
今朝から少し下がり始め、現在は500km/秒を割りかけています。
高速風は続いていますが、勢いは弱まる傾向にある様です。

磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態が続いています。
磁場の南北成分は、-2〜-3nTくらいですが、南向きが続いています。
このため、磁気圏の活動もやや高まった状態が続いていて、
AE指数は、300〜700nTの小中規模の変化が連続しています。

ノルウェー北部のトロムソのオーロラの様子を、
全天カメラの動画で紹介します。
世界時5日23時頃の活動で、
この頃のAE指数は、300nT程度の変化を示しています。


昨日のニュースで紹介したように、
M3.7の中規模フレアに伴って噴出したCMEによる太陽風の乱れが、
現在地球に向かっています。

到来まで2日半〜3日くらいかかると考えると、
明日の昼から夜にかけて地球に達すると予想されます。
擾乱の到来後に磁場が強まって、南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動はより激しくなります。
ACE衛星のデータや、オーロラのライブカメラなどに注目して下さい。


太陽は、M3.7のフレア以降は、一気に静かになっています。
2445黒点群が西に沈んだため、X線グラフの強度は一段下がり、
変化も少なくなっています。
東端から現れた2448黒点群も、目立った変化は起きていません。

一方、東端の向こう側に、活発に活動する領域がある様です。
これから、どの様な領域が姿を現すでしょうか。




ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時5日23時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。