宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:19)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 1 07:55 C6.1
06:13 C5.8
05:35 C2.7
04:27 C9.9
03:56 C6.7
02:48 M1.0
02:22 C2.1
00:49 C1.9
10/31 23:55 C5.2
15:07 C3.8
04:57 C7.9
01:19 C5.2
00:24 C6.1
10/30 23:12 C5.9
22:14 C3.6
21:48 C3.1
20:38 C2.4
18:51 C4.6
17:15 C5.5
16:03 C4.2
14:41 C2.5
13:56 C3.9
13:11 C4.1
12:46 C2.8
09:45 C2.9

黒点 10/31 (NOAA)
磁場 フレア
2440 2 β ---
2441 4 β ---
2442 4 β ---
2443 25 βγδ M1
2444 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:06 349 +2.8
-2 h 358 +0.3
-4 h 346 +1.0
-6 h 350 +4.9
-8 h 362 +3.1
-10 h 353 +4.5
-12 h 349 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -2 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
11/ 1 0.7 4x10^1
10/31 1.7 9x10^1
10/30 11.0 2x10^2
10/29 23.5 5x10^2
10/28 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/10/27 11:23 太陽風は低速に変わりつつあります。太陽は穏やかです。
2015/10/28 12:27 太陽風は350km/秒と低速です。東端のコロナホールが中心に向かっています。
2015/10/29 11:58 太陽の東端に黒点が現れました。太陽風の速度は300km/秒に下がっています。
2015/10/30 12:08 太陽放射線が高まりました。現在の宇宙天気ニュースのアクセス状況を報告します。
2015/10/31 08:52 2443黒点群の活動が高まっています。コロナホールが太陽の中心に達しています。
最新のニュース

2015/11/ 1 08:19 更新
2443黒点群でM1.0などのフレアが続いています。

担当 篠原

2443黒点群で、フレアの発生が続いています。
活発に活動する様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

2443黒点群は、昨日のニュースの後、
C3.8のフレアはありますが、半日ほどやや静かになっていました。
しかし、11月1日0時(世界時10月31日15時)に、
C5.2とやや大きいCクラスフレアを起こし、
直後の11月1日3時(世界時10月31日18時) には、
M1.0とぎりぎりですが、
Mクラスに達する中規模フレアを起こしました。

その後も、C6.6、C9.9、C5.8と、
規模の大きいCクラスフレアを起こし続けています。

2443群は、黒点の発達も目立っていて、
昨日の可視光写真と比較すると、
黒点がずらっと横に並ぶように現れています。
2443群が太陽の東端に出現した以降の変化を、
SDO衛星可視光写真の動画で紹介します。
黒点が活発に出没する様子をご覧下さい。

引き続き、2443黒点群の活動に注目して下さい。
これから太陽の中心に近付いていくので、
CMEを伴うようなフレアを起こした場合は、
地球への影響もより大きくなります。


太陽風は、350km/秒と低速の状態で安定しています。
磁場強度も、8nTと少し強まった値で安定しています。

27日周期の図の前周期ほどではありせんでしたが、
太陽風磁場の強まりは、ある程度残っていた様です。

磁場の南北成分は、北寄りから、
グラフの後半は、0nTを挟んで南北に変化するようになっています。
このため、AE指数も、前半は変化がなく静かですが、
後半から小規模の変化が見られる様になっています。
極域では、オーロラの弱い活動が見られているかもしれません。

SDO衛星AIA193では、コロナホールが太陽の中心に見えています。
今日の写真を27日前と比較すると、
広がりは半分くらいに減っている様です。
すると、今回の高速太陽風は、
前回よりも規模が小さくなっているかもしれません。




2443黒点群のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の東端に出現した後の2443黒点群の変化。SDO衛星可視光写真。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。