宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:01)
今日、C6.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 2 09:43 C6.3
06:29 C6.4
05:09 C4.9
02:33 C6.3
01:30 C5.0
11/ 1 15:22 C2.4
12:35 C5.6
10:11 C6.2
09:22 C6.5
08:54 C2.7
07:55 C6.1
06:13 C5.8
05:35 C2.7
04:27 C9.9
03:56 C6.7
02:48 M1.0
02:22 C2.1
00:49 C1.9
10/31 23:55 C5.2
15:07 C3.8
04:57 C7.9
01:19 C5.2
00:24 C6.1

黒点 11/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2442 1 α ---
2443 28 βγ M1
2445 14 β ---
2446 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 331 -0.9
-2 h 334 +1.0
-4 h 335 +1.9
-6 h 358 +0.3
-8 h 354 +0.3
-10 h 356 +0.3
-12 h 364 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 2 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
11/ 2 0.4 6x10^1
11/ 1 0.7 5x10^1
10/31 1.7 9x10^1
10/30 11.0 2x10^2
10/29 23.5 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/10/28 12:27 太陽風は350km/秒と低速です。東端のコロナホールが中心に向かっています。
2015/10/29 11:58 太陽の東端に黒点が現れました。太陽風の速度は300km/秒に下がっています。
2015/10/30 12:08 太陽放射線が高まりました。現在の宇宙天気ニュースのアクセス状況を報告します。
2015/10/31 08:52 2443黒点群の活動が高まっています。コロナホールが太陽の中心に達しています。
2015/11/ 1 08:19 2443黒点群でM1.0などのフレアが続いています。
最新のニュース

2015/11/ 2 10:01 更新
2443黒点群の活動は続いています。明日くらいからコロナホールの影響が始まりそうです。

担当 篠原

2443黒点群は活発に活動を続けています。
昨日のニュース以降、
C6.1、C6.5、C6.2、C5.6、C5.0、C6.3、C6.4と、
C5以上のフレアを7回、それ以下のフレアを9回起こしています。

活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
大小様々な活動が、休みなく発生しています。
また、可視光写真では、
2443黒点群は横に長く、多数の黒点が並んでいます。

発生しているフレアの規模は、少し小さくなっていますが、
黒点の規模は保たれており、
再び、Mクラスのフレアを起こすようになる可能性があります。
引き続き注目して下さい。

また、昨日の昼頃から、
2442黒点群の左に急に黒点が発達して、
2445黒点群と番号が付けられています。
これから、フレアの活動も強まるかもしれません。


太陽風は、速度は350km/秒から330k/秒へ下がっています。
8nTにやや高まっていた磁場強度も、昨日の午後から下がり始め、
現在は5nTと平均的な値に戻っています。

磁場の大まかな方向が切り替わる、セクター境界が到来した様で、
27日周期の図を見ると、「T」から「A」に変化しています。

AE指数は、500nT弱の小規模の活動が、
ほぼ一日にわたって続いています。


SDO衛星AIA193では、赤道のコロナホールが西に進み、
地球へ影響が及び始める目安の位置に近付いています。

明日くらいから、太陽風の磁場強度の強まりと、
それに続いて速度の高まりが到来する可能性があります。
前周期と比べると、コロナホールの広がりは半分くらいに減っていて、
27日周期の図の10月7日よりも、小さい変化に留まりそうです。
それでも、オーロラ活動の高まりなどに注目して下さい。



2443黒点群で活発に発生しているフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2443黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。