宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/11/ 2 10:01 更新 2443黒点群の活動は続いています。明日くらいからコロナホールの影響が始まりそうです。 担当 篠原 2443黒点群は活発に活動を続けています。 昨日のニュース以降、 C6.1、C6.5、C6.2、C5.6、C5.0、C6.3、C6.4と、 C5以上のフレアを7回、それ以下のフレアを9回起こしています。 活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 大小様々な活動が、休みなく発生しています。 また、可視光写真では、 2443黒点群は横に長く、多数の黒点が並んでいます。 発生しているフレアの規模は、少し小さくなっていますが、 黒点の規模は保たれており、 再び、Mクラスのフレアを起こすようになる可能性があります。 引き続き注目して下さい。 また、昨日の昼頃から、 2442黒点群の左に急に黒点が発達して、 2445黒点群と番号が付けられています。 これから、フレアの活動も強まるかもしれません。 太陽風は、速度は350km/秒から330k/秒へ下がっています。 8nTにやや高まっていた磁場強度も、昨日の午後から下がり始め、 現在は5nTと平均的な値に戻っています。 磁場の大まかな方向が切り替わる、セクター境界が到来した様で、 27日周期の図を見ると、「T」から「A」に変化しています。 AE指数は、500nT弱の小規模の活動が、 ほぼ一日にわたって続いています。 SDO衛星AIA193では、赤道のコロナホールが西に進み、 地球へ影響が及び始める目安の位置に近付いています。 明日くらいから、太陽風の磁場強度の強まりと、 それに続いて速度の高まりが到来する可能性があります。 前周期と比べると、コロナホールの広がりは半分くらいに減っていて、 27日周期の図の10月7日よりも、小さい変化に留まりそうです。 それでも、オーロラ活動の高まりなどに注目して下さい。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2443黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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