宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/11/ 3 14:03 更新 2443黒点群はやや落ち着いています。太陽風の高まりが始まった様です。 担当 篠原 2443黒点群は、今日も大きな姿を保っています。 しかし、フレアの活動は減少していて、 昨日以降は、C5.0とC2.3が記録されているだけです。 一方、北西(右上)の2445黒点群の活動が高まっていて、 C6.3、C7.2などの大きめのCクラスフレアや、 C1〜3のフレアを5回起こしています。 両者の活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 太陽全体の写真なので詳細は見えませんが、 太陽の中央部(2443群)と右側(2445群)で、 フレアが度々発生しています。 また、SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 今朝、3日6時(世界時2日21時)より、 太陽の西に向かってCMEが噴出しています。 太陽のこちら側には対応する現象が見られないので、 向こう側で起きた爆発の様です。 発生が10日ほど早ければ、地球へも影響を及ぼしたかもしれません。 太陽風は、350km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、5nT付近で安定していましたが、 今朝、3日7時(世界時2日22時)頃に、 急に10nTへ強まる変化が発生しています。 現在も、磁場強度は10nT前後で変化をしています。 27日周期の図を見ると、 前周期の10月7日にも太陽風磁場の強まりが発生しています。 この変化が回帰しているのかもしれません。 これから、太陽風の速度も上昇を始める可能性があります。 磁気圏は、基本的には静穏ですが、 AE指数には、突発的に800nTの変化が発生しています。 また、太陽風磁場が強まった後、南北に変化を繰り返しているので、 この影響で、磁気圏の活動もいくらか高まっているかもしれません。 また、今後、速度も上昇すると、 磁気圏への影響もより高まってくるでしょう。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2443黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 太陽の西に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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