宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/10/30 12:08 更新 太陽放射線が高まりました。現在の宇宙天気ニュースのアクセス状況を報告します。 担当 篠原 昨日、10月29日は、宇宙天気ニュースの12歳の誕生日でした。 通常なら、およそ11年と言われる太陽の活動周期をとっくに超えているのですが、 第23期から第24期にかけて発生した長い極小期のため、 12年経った現在でも、太陽活動を一周したのかどうかよく分からない印象です。 久しぶりとなりますが、これまでのアクセス状況について紹介します。 ここで数えているのは、最新記事のページへのアクセス数のみです。 過去記事やオーロラ写真など、その他のページへも、 これと同じくらいのアクセス数があります。 1枚目の図は、1日あたりのアクセス数の推移です。 縦軸を対数のグラフにしているので、慣れていないと読みにくいかもしれません。 2015年を見ると、1日あたり 5,000 〜 7,000 件で推移しています。 昨日までの2015年の平均値は、1日あたり 6,388 件です。 太陽活動が極大を迎えていた2011〜2012年頃は、 1日あたり 10,000 件前後を記録していたのですが (2012年の年間平均は、1日あたり9848件でした)、 その頃と比べると、半分近くに減っています。 グラフが、時々大きく跳ね上がっていますが、 これらは、大規模な太陽活動、磁気嵐が起きた時です。 最高記録は、2012年3月8日の 54,641 件、 今年の最高記録は、2015年3月18日の 16,906 件です。 2枚目の図は、アクセス数の累計です。 開始して11年後の2014年秋に 1500万件を突破して、 昨日までに、1730万件に達しています。 3枚目は、年毎に累計を求めたグラフです。 太陽活動が高まった2011年に大きく上昇し、2012年にピークに達して、 以降は、次第に減少しています。 今年はもう2か月残っていますので、230万件くらいになりそうです。 記事の総数は、昨日までで4365回でした。 これまでお読みいただきたいへんありがとうございます。 これから2020年頃の極小に向かって、 次第に変化が少なくなる、寂しい時期を迎えますが、 どうぞこれからもよろしくお願い致します。 昨日の昼、29日12時(世界時29日3時)頃から、 太陽放射線(非常に高速の陽子の流れ)の増加が発生しています。 X線のグラフでは、この頃に目立った変化はなく、 太陽のこちら側は穏やかだったのですが、 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画では、 太陽放射線が増加する頃に、太陽の西に向かってCMEが噴出していました。 従って、太陽の西の端の向こう側で、 ある程度の規模を持ったフレアが発生した様です。 太陽放射線のグラフは、最大で20くらいに達し、 現在は減少を続けています。 太陽は、東端の2443黒点群で、 C1〜2の小さいフレアが頻繁に発生していて、 昨日のニュース以降、10回に達しています。 フレアの規模が大きくなってくると、注意もより必要になるでしょう。 太陽風は、今日に入った頃から磁場強度が8nTに高まっています。 変化としては小幅ですが、 前周期に見られた太陽風磁場の強まりが、 いくらか残っていたのでしょうか。 太陽風の速度は、300km/秒から340km/秒へ少し上がっていますが、 低速の状態は続いています。 磁場の南北成分は、北寄りに推移していて、 磁気圏は概ね静穏です。 AE指数は、小さい変化が時々見られる程度です。 (c) 宇宙天気ニュース 最新記事ページのアクセス数の累計。 (c) 宇宙天気ニュース 年毎のアクセス数の推移。 (c) 宇宙天気ニュース 太陽の西に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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