宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/10/25 15:50 更新 太陽風の乱れが到来しました。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、 今日の未明、25日3時半(世界時24日18時半)に、 太陽風の急な変化が到来して、 速度は、430km/秒から500km/秒へ、 磁場強度は、5nTから13nTへそれぞれ高まりました。 23日のニュースで紹介した、 22日昼に発生したCMEの乱れが到来したと思われます。 フレアの発生から2日と16時間ほどかかっての到来でした。 太陽風の急な強まりにより、地球の磁気圏は急に圧縮されて、 GOES衛星の磁場データは、急な増加を記録しています。 グラフの「N」の印は、各衛星の正午の位置を示しています。 太陽風の変化は、2機の衛星が正午付近にいたときに到来しています。 このため、磁場強度の変化も、よりはっきりと観測された様です。 一方、太陽風磁場の南北成分は、北向きに強まっています。 このため、オーロラの活動はあまり高まらず、 AE指数のグラフは、 300nTくらいの小さい変化が記録されている程度です。 現在の太陽風は、速度は450km/秒、磁場強度は6nTに下がり、 高まりは終わりつつある様です。 太陽は、西の端(右端)の2434黒点群で、 C1の小さいフレアが3回発生した程度で、 全体としては穏やかです。 今日は体育祭が行われ、更新が遅くなってしまいました。 申し訳ありません。 今日も快晴で、天候に恵まれた高専祭になりました。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |