宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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Y. Obana
最新状況 (20:51)
今日、M4.2の中規模フレアが発生しました。
また、M5.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/29 18:44 C3.8
17:00 C4.3
15:37 M1.0
12:00 C8.9
10:24 C4.8
08:56 M2.2
06:47 M4.2
06:06 M1.3
12/28 21:00 C2.8
16:56 C3.2
16:22 C4.0
07:17 C9.8
12/27 23:11 C3.2
22:25 C3.7
16:45 C4.5
14:35 C3.7
10:39 M5.1
09:26 C4.8

黒点 12/29 (NOAA)
磁場 フレア
4312 1 α ---
4316 1 α ---
4317 6 β M4
4319 2 β ---
4321 16 βδ C3
4323 1 α ---
4324 8 βγ M2
4325 4 β M5
4326 2 β ---
4327 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
20:45 417 -2.8
-2 h 424 -3.8
-4 h 426 -3.8
-6 h 435 -2.8
-8 h 430 -2.3
-10 h 440 -3.8
-12 h 438 -2.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
20:30 11 -/ -
-2 h 11 -/ -
-4 h 12 -/ -
-6 h 13 -/ -
-8 h 6 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
12/29 0.3 1x10^4
12/28 0.4 1x10^4
12/27 0.4 1x10^4
12/26 0.4 1x10^4
12/25 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/24 09:53 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/25 11:53 太陽風は高速ですが、620km/秒に少し下がっています。
2025/12/26 13:29 太陽風は530km/秒と高速ですが、磁気圏は穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/27 11:55 M5.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は520km/秒と高速の状態が続いています。
2025/12/28 13:44 太陽風の速度は460km/秒に下がり、高速風は終わっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。

2025/12/29 11:37 更新
M1.3、M4.2、M2.2と中規模フレアが3回発生しています。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の藤井哲也さんと高家幹夫さんより、
現地28日未明に撮影されたオーロラの写真をいただきました。

現地の天気は悪かったそうで、
霧雨の曇り空から星が見え始め、
北の低い空にオーロラを確認できたとのことです。

この頃の太陽風は、速度が460km/秒に下がり、
磁場は0nT付近で小さく南北に変化する程度でした。
AE指数もほとんど変化がない状況で、
オーロラの観測としてはかなり厳しい条件だった様です。

写真のオーロラの光は弱いですが、
肉眼でもオーロラは確認できたとのことです。

この写真が最後の撮影とのことです。
10日以上にわたって、現地の貴重な情報をお送りいただき、
本当にありがとうございました。



太陽風は、速度が460km/秒から430km/秒へ下がり、
平均的な状態が続いています。
磁場強度は、6nT前後で推移しています。

磁場の南北成分は、
弱いですが -3nT程度の南向きの変化が発生しています。
磁気圏の活動は少し強まって、
AE指数は、300〜500nTの小規模の変化が度々発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南半球のコロナホールは、南西の端(右下)に遠ざかりかけています。

一方、北半球のコロナホールは、太陽の中心線付近に見えています。
明後日、31日くらいから、
この領域の影響で太陽風の速度が高まるかもしれません。
27日周期の図を見ると、前周期は700km/秒まで速度が高まっています。
今回はどの様な変化になるでしょうか。


太陽は、今朝、29日6時(世界時28日21時)に、
南東(左下)の4325黒点群でM1.3、
続く、29日7時(世界時28日22時)に、
北西(右上)の4317黒点群でM4.2、
更に、29日9時(世界時29日0時)に、
北東(左上)の4324黒点群でM2.2と、
中規模フレアが3回、連続的に発生しています。

GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
拡大写真はM4.2を表示していますが、
全体の画像で、3つのMクラスフレアが見えています。

M4.2の中規模フレアでは、CME(コロナ質量放出)も発生しています。
詳しい情報は明日掲載できると思います。

この後も活動は続くでしょうか。
注目して下さい。



アイスランド・レイキャビックの街から西へ20kmの地点で、現地(世界時)28日2時23分に撮影されたオーロラ。
(c) 高家幹夫氏


アイスランド・レイキャビックの街から西へ20kmの地点で、現地(世界時)28日2時28分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


4317黒点群で発生したM4.2の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。