宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (22:11)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
また、X1.8の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 7 21:02 C3.3
18:19 C8.7
15:33 M1.7
14:24 C5.1
13:41 C2.8
07:02 C4.3
04:45 C9.3
02:59 C5.6
11/ 6 21:59 C4.5
17:56 C3.8
15:52 C5.3
14:16 C3.0
13:18 M1.1
12:13 C3.1
11:43 C2.5
09:07 C3.8
06:46 M8.6
11/ 5 23:25 C8.3
19:23 M7.4
18:17 C3.2
16:30 C4.9
14:48 C2.9
13:56 C9.9
11:50 C8.0
10:48 C6.2
09:54 C4.3
06:49 X1.1
05:10 C9.3
02:15 X1.8
01:05 C3.5

黒点 11/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
4272 2 α M2
4273 3 β C3
4274 34 βγδ X2
4275 7 β C8
4276 8 βγ M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
22:06 772 +3.9
-2 h 823 +5.1
-4 h 777 -1.4
-6 h 770 +12.9
-8 h 714 +5.5
-10 h 641 +0.6
-12 h 623 +1.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
21:30 -33 -/ -
-2 h -46 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -30 -/ -
-8 h -54 -/ -
-10 h -55 -/ -
-12 h -49 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
11/ 7 0.4 3x10^2
11/ 6 0.6 1x10^4
11/ 5 0.8 5x10^3
11/ 4 0.5 1x10^4
11/ 3 0.8 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/11/ 2 10:00 高速の太陽風が続いていますが、速度は500km/秒に下がっています。
2025/11/ 3 09:37 太陽風の速度は470km/秒に下がり、高速風は終わりそうです。
2025/11/ 4 09:58 M5.0など中規模フレアが4回発生しています。太陽風は平均的な速度です。
2025/11/ 5 13:50 X1.8とX1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2025/11/ 6 11:07 M7.4とM8.6の中規模フレアが発生しました。明日、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。

2025/11/ 7 13:53 更新
太陽風の速度は670km/秒に高まっています。磁気圏の活動も活発になっています。

担当 篠原

6日の午後以降、太陽風の速度が次第に高まり、
現在、670km/秒の高速風に達しています。

最初の高まりは、6日15時(世界6日6時)頃からで、
400km/秒と平均的な速度から550km/秒と高速の状態に変わりました。
今日未明、7日2時(世界時6日17時)には600km/秒へ、
そして、今朝、7日9時(世界時7日0時)には、
650km/秒へ高まる変化が発生しています。

昨日のニュースでお知らせした、
5日夜のM7.4フレアに関係する変化としては、
昨日午後の最初の高まりは早すぎる様に思うので、
これは、コロナホールに関係する変化かもしれません。

今日未明の2つめの変化についても、
フレアから1日半もかかっていないので、
600km/秒程度の高まりでは早すぎるように感じるのですが、どうでしょうか。

いろいろな変化が重なって分かりにくくなっている印象ですが、
引き続き太陽風の変化に注目して下さい。

太陽風の磁場強度は、
昨日の午後に15nTから20nTに強まる変化が発生していますが、
以降は一旦6nTへ下がり、その後10nTに強まっています。
全体としては大きな変化にはなっていません。

磁場の南北成分は、
昨日のニュースの頃の南向きの強まりがしばらく続いた後は、
北寄りの傾向に変わり、その後、0nT付近で推移する様になっています。

このため、速度は高まっていますが、
磁気圏活動の強まりは中規模に留まっていて、
AE指数は500〜1000nTの変化が続いています。

太陽風速度の高まりは、この後どの様に変化するでしょうか。
磁場の南北成分の変化も注目して下さい。


太陽は、フレアの発生はやや落ち着いています。
南東(左下)の4276黒点群とその付近で、
M1.1の中規模フレア、C9.3の小規模フレアが発生し、
北東(左上)の4274黒点群では、
C5.3、C4.2、C3.6などの小規模フレアが発生しています。

これらの領域では、小さい活動は頻繁に発生しているので、
引き続き、フレアの発生に注目して下さい。



GOES衛星のSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) NOAA/SWPC



SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。
マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。