宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (01:11)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
また、X4.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/15 00:00 C3.0
11/14 16:53 X4.0
16:14 M1.8
02:20 C3.3
00:46 C3.5
11/13 22:07 C5.0
15:33 C2.2
14:05 C3.1
11:37 C6.1
09:50 C4.0
09:05 C4.3
01:14 C4.5

黒点 11/14 (NOAA)
磁場 フレア
4274 15 βγδ C6
4275 1 α ---
4276 6 β C5
4277 5 β ---
4279 1 α ---
4280 5 β ---
4281 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
01:06 576 +4.0
-2 h 582 +5.2
-4 h 587 +5.4
-6 h 588 +3.3
-8 h 605 +3.9
-10 h 614 +4.5
-12 h 623 +4.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
00:30 -56 -/ -
-2 h -46 -/ -
-4 h -48 -/ -
-6 h -58 -/ -
-8 h -61 -/ -
-10 h -57 -/ -
-12 h -62 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 7.2 3x10^2
11/14 16.5 1x10^3
11/13 819.0 1x10^3
11/12 1460.0 5x10^3
11/11 156.0 1x10^4
11/10 29.0 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/11/ 9 12:17 高層の太陽風は続いていますが、速度は580km/秒と下がり始めています。
2025/11/10 07:48 X1.7の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
2025/11/11 11:40 X1.2の大規模フレアが発生しました。ハロー型のCMEが発生しています。
2025/11/12 14:30 CMEによる太陽風の乱れが到来し、激しい磁気圏活動が発生しています。X5.1の大規模フレアが発生しました。
2025/11/13 12:16 太陽風の乱れにより磁気圏の活動がとても激しくなりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

2025/11/14 13:48 更新
高速の太陽風は続いていますが、速度は620km/秒に下がっています。現在の磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

950km/秒と非常に高速になっていた太陽風の速度は、
昨日のニュース以降はゆっくりと低下が続き、
現在は620km/秒と、普通の高速風に戻っています。

磁場強度も、20nTと強まった状態から、
現在は6nTと平均的な値に下がっています。

磁場の南北成分は、
グラフの最初に南向きの変化が起きていますが、
以降は、北向きの状態で推移しています。

このため、磁気圏の活動は現在は落ち着いていて、
AE指数を見ると、
グラフの前半は500〜1300nTと活動的な状態ですが、
後半は変化が見られなくなっています。

Dst指数は、現在の数値では、最大の変化は -238nTで、
その後段階的にプラス側に戻り、現在は-60nT付近です。

太陽風の速度はまだ高まった状態ですが、
乱れはこのまま落ち着いて行きそうです。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真では、
中心部の北側にコロナホールが見えています。
明後日くらいからこの領域の影響が始まる可能性があります。


太陽は、南西(右下)の4276黒点群で、
C5.0やC3.9の小規模フレアが起きた程度で、
活動は穏やかになっています。




今回の擾乱で、Dst指数は -238nTまで下がりました。現在は -60nT付近に戻っています。
(c) 京都大学WDC


GOES衛星のSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) NOAA/SWPC



SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。
マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。