宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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Y. Obana
最新状況 (06:21)
今日、C6.3の小規模フレアが発生しました。
また、M8.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 8 05:41 C6.3
04:04 C3.7
02:23 C4.9
12/ 7 22:22 C3.4
20:53 C7.5
19:11 C2.7
18:52 C3.3
18:33 C2.8
16:57 C3.4
16:33 C4.4
05:31 M8.1
04:01 M1.1
12/ 6 18:38 C3.6
11:58 C6.4
10:15 C5.7
07:39 C5.2
05:01 C3.8
01:16 C4.3

黒点 12/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
4294 32 βγδ C8
4295 3 β ---
4296 8 β C5
4298 1 α C4
4299 10 βδ M8
4300 2 β ---
4301 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:15 440 +5.3
-2 h 467 +7.3
-4 h 474 +6.9
-6 h 482 +6.0
-8 h 483 +3.7
-10 h 557 +0.4
-12 h 573 +2.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
05:30 -10 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 2x10^3
12/ 8 0.7 2x10^3
12/ 7 1.0 4x10^3
12/ 6 0.3 2x10^3
12/ 5 0.3 9x10^2
12/ 4 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/ 2 10:50 X1.9フレアのCMEが太陽の左側に広がっています。太陽風は平均的な速度に戻りました。
2025/12/ 3 13:20 太陽風は平均的な状態です。コロナホールの影響が始まりそうです。
2025/12/ 4 12:23 高速太陽風が到来して、速度は650km/秒に高まっています。11月の黒点相対数は 91.8 でした。
2025/12/ 5 12:53 太陽風は、620km/秒と高速の状態が続いています。
2025/12/ 6 12:52 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏もある程度活動的です。

2025/12/ 7 12:47 更新
太陽風は600km/秒と高速の状態が続いています。M8.1の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、700km/秒から600km/秒へゆっくり下がっていますが、
高まった状態が続いています。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。

太陽風磁場の南北成分は、グラフの中盤以降は、
0nT付近か、北寄りになっています。
磁気圏の活動は穏やかになっていて、
AE指数は、初めの頃は500nTくらいの変化が起きていますが、
その後は変化がなくなり、穏やかな状態です。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真では、
西の端(右端)に達したコロナホールは、
現在はほとんど見えなくなっています。
太陽風速度の高まりは、この後はどの様に推移するでしょうか。


太陽は、中心部北側の4299黒点群で、
今朝、7日4時(世界時6日19時)にM1.1、
7日5時半(世界時6日20時半)にM8.1の中規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。

4299群は穏やかな状態で推移していたので、
急な活動の発生に見えました。
この後はどうなるでしょうか。

このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。
GOES衛星CCOR-1を見ると、
コロナのガスは淡いですが、太陽を丸く囲む様に広がっています。

また、太陽を地球よりも右斜めから観測している
STEREO Ahead衛星COR2では、
CMEは地球のある左側に噴出しています。

このため、太陽風の乱れは地球にやって来そうです。
到来まで2〜3日くらいかかると考えると、
9日か10日頃でしょうか。
NOAA/SWPCの太陽風予報などの情報に注目して下さい。

太陽風の乱れが到来して、太陽風の磁場が南向きに強まると、
オーロラなどの磁気圏の活動が活発になります。
今回のCMEはあまり激しい噴出ではない様に感じます。
それでも磁場が強まると活動は激しくなる可能性があるので注目して下さい。



4299黒点群で発生した、M1.1、M8.1の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEは太陽を丸く囲むように広がっています。
(c) GOES衛星CCOR-1 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を地球よりも右斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星COR2によるCME。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星のSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) NOAA/SWPC



SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。
マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。