宇宙天気ニュース

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
しゃべる

Y. Obana
最新状況 (08:31)
今日、C4.7の小規模フレアが発生しました。
また、X1.9の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 2 06:34 C4.7
01:23 C4.1
12/ 1 21:45 C4.2
18:56 C6.0
15:16 C7.9
11:30 X1.9
06:56 C5.5
05:35 C5.3
04:28 C5.4
11/30 21:37 C9.8
19:45 C9.0
19:10 C8.3
18:00 C6.7
11:33 C3.6
11:03 C3.7
09:16 C8.0
06:37 M1.4
05:09 M1.4
00:37 M2.9

黒点 12/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
4288 8 β C6
4290 1 α ---
4291 11 βγ ---
4294 21 βγδ M1
4295 1 α C8
4296 6 β C8

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:26 422 -1.4
-2 h 433 -1.6
-4 h 436 +0.5
-6 h 451 -0.7
-8 h 453 -1.8
-10 h 483 -0.9
-12 h 495 -2.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
07:30 -11 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
12/ 2 0.4 1x10^4
12/ 1 0.3 1x10^4
11/30 0.5 3x10^4
11/29 0.5 2x10^4
11/28 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
 [ 図のみ ] [速報メール ] [ 読者写真集 ] [Twitter ] [特別記事 ] [about ]

これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/11/26 11:54 太陽風は750km/秒の高速の状態で推移しています。磁気圏も活動的です。
2025/11/27 12:22 太陽風は700km/秒と高速の状態が続いています。磁気圏も活動的です。
2025/11/28 14:05 太陽風は650km/秒と高速の状態が続き、磁気圏活動も続いています。
2025/11/29 10:09 M5.9とM1.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は600km/秒と高速の状態が続いています。
2025/11/30 10:00 太陽の北東の端から活動的な領域が近づいています。太陽風は620km/秒と高速の状態です。

2025/12/ 1 12:32 更新
X1.9の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速ですが、520km/秒と次第に低下しています。

担当 篠原

太陽の北東の端(左上)で、1日11時半(世界時1日2時半)に、
X1.9の大規模フレアが発生しました。
昨日のニュースで注目していた領域です。

Xクラスのフレアの発生は、
世界時11月14日のX4.0以来で、半月ぶりです。

GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
まだ発生直後なので、輝きの途中までの動画になっています。
この動画を見ると、CME(コロナ質量放出)も発生している様です。

太陽の可視光写真では、この場所に黒点が見え始めています。
(昨日のニュースで見えていると書いた黒点は、
低緯度側の別の領域を間違って見ていました)
引き続き、この領域の活動に注目して下さい。

一方、太陽の南東(左下)には、
4294群と4296群の大きい黒点が並んで見えていて、
C6.6、C5.7、C6.7などの小規模フレアが発生しています。
小さい変化は頻繁に発生しているので、
規模が大きくなる様であれば注目して下さい。


太陽風は、速度が620km/秒から520km/秒へ次第に低下しています。
速度の高まりは落ち着いてきましたが、高速の状態は続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、ゆっくりと南北に変化しています。
磁気圏は活動的な状態が続いていますが、
規模は小さくなり、1000nTの大きい変化も発生していますが、
全体としては、300〜500nTの
小規模の変化が起きるくらいになっています。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真では、
太陽の中心部の北側に大きいコロナホールが見えています。
2〜3日後くらいから、
この領域の影響で、太陽風の速度が高まりそうです。



北東の端で発生した、X1.9の大規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星のSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) NOAA/SWPC



SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。
マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。