宇宙天気ニュース |
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2025/12/15 12:36 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は600km/秒から450km/秒へ下がり、 高速の状態は終わって、平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、4nTと平均的な状態で推移しています。 磁場の南北成分は、弱い北寄りの変化が続いています。 磁気圏は穏やかで、AE指数は小さい変化が見られる程度です。 GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真を見ると、 西側(右側)では、細長いコロナホールは北半球の高緯度側を通っています。 このため地球への影響は弱くなり、 太陽風の速度が下がったのかもしれません。 そして、コロナホールは太陽の中心付近で赤道へ縦に伸びています。 この部分の影響が、3日後くらいから地球に到来しそうです。 継続時間は短くなりそうですが、 次の太陽風速度の高まりに注目して下さい。 太陽は、南西の端(右下)に沈んだ4296黒点群でC3.8の小規模フレア、 南西側の4307黒点群でC2.3の小規模フレアが発生しています。 この後は、フレアの発生は少なくなりそうです。 GOES衛星SUVI 304では、 今朝、15日8時(世界時14日23時)頃に、 南西の端近くでフィラメント噴出が観測されています。 動画を掲載します。 CME(コロナ質量放出)は横向きなので、 地球への影響はないでしょう。 ![]() 南西の端で発生したフィラメント噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() GOES衛星のSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子 (c) NOAA/SWPC ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。 マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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