宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (02:51)
昨日、M6.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 5 --- ---
12/ 4 11:39 M6.0
09:11 C9.2
07:44 C4.1
06:28 C3.9
12/ 3 23:06 C3.9
21:30 C5.4
12:50 C2.8
10:22 C4.1
08:45 C4.3
05:31 C5.4
02:38 C4.0

黒点 12/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
4290 1 α ---
4291 1 α ---
4294 55 βγδ C3
4295 4 β ---
4296 25 βγδ C9
4297 2 β C3
4298 4 β C4
4299 15 βδ C4
4300 6 βγ M6
4301 14 βγ ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
02:45 651 -1.8
-2 h 663 -1.2
-4 h 679 +0.4
-6 h 701 +1.9
-8 h 675 +0.8
-10 h 695 +3.7
-12 h 706 +0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
02:30 -47 -/ -
-2 h -44 -/ -
-4 h -44 -/ -
-6 h -46 -/ -
-8 h -48 -/ -
-10 h -56 -/ -
-12 h -54 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
12/ 5 0.3 4x10^2
12/ 4 0.4 5x10^3
12/ 3 0.4 2x10^4
12/ 2 0.4 1x10^4
12/ 1 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/11/29 10:09 M5.9とM1.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は600km/秒と高速の状態が続いています。
2025/11/30 10:00 太陽の北東の端から活動的な領域が近づいています。太陽風は620km/秒と高速の状態です。
2025/12/ 1 12:32 X1.9の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速ですが、520km/秒と次第に低下しています。
2025/12/ 2 10:50 X1.9フレアのCMEが太陽の左側に広がっています。太陽風は平均的な速度に戻りました。
2025/12/ 3 13:20 太陽風は平均的な状態です。コロナホールの影響が始まりそうです。

2025/12/ 4 12:23 更新
高速太陽風が到来して、速度は650km/秒に高まっています。11月の黒点相対数は 91.8 でした。

担当 篠原

WDC-SILSO より、11月の黒点相対数月平均値は、
91.8 と発表されました。

5月の 78.5 以来、第25期の極大を過ぎた後としては2回めの2桁です。
10月は 114.6 だったのですが、
グラフを見ると、11月は大きく下がったという印象です。

1日値を見ると、
X5.0の大規模フレアを起こした4274黒点群が見えていた頃の、
11月6日から15日にかけての10日間は、
最大 154 など 100以上の値が続いていたのですが、
その他はほぼ2桁でした(20日のうち18日)。

最小は、11月1日の 20 です。
黒点相対数の1日値がここまで小さくなったのは、
2022年6月8日の 3 以来、3年5か月ぶりです。
1枚めの図を見ると、第25期の初めの頃以来ということになります。



太陽風は、4日1時(世界時3日16時)頃から速度が高まり始め、
初めは400km/秒から450km/秒に少し上がった程度でしたが、
今朝、4日7時(世界時3日22時)頃からは本格的に高まり、
現在は650km/秒とかなり高速になっています。
磁場強度は、10〜20nTと強まった状態で推移しています。

GOES衛星SUVI 195の北西側(右上)に見えている
コロナホールの影響が始まった様です。
27日周期の図を見ると、高まりは同じくらいに始まっています。
前回は、800km/秒まで速度は高まりました。
今回はどうなるでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、
南寄りで強まっていて、-10nT程度の変化が続いています。
磁気圏の活動は激しくなっていて、
AE指数は、1000〜1500nTの大きい変化が何度も発生しています。

現在は速度がかなり高まっているので、
磁気圏の活動も強まりやすい状態です。

GOES衛星SUVI 195では、
コロナホールはすでに中心線を通り過ぎています。
速度の高まりは、もう3〜4日くらいで終わるかもしれません。


太陽は、つい先ほど、4日11時半(世界時4日2時半)に、
北東(左上)の4300黒点群でM6.0の中規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。




太陽黒点相対数の長期変化。11月の黒点相対数は 91.8 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


11月の太陽黒点の推移。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


4300黒点群で発生した、M6.0の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星のSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) NOAA/SWPC



SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。
マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。