宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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Y. Obana
最新状況 (06:31)
昨日、C9.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/13 --- ---
10/12 22:21 C9.6
04:09 C2.7
10/11 20:56 C1.7
06:57 C1.8
04:58 C1.7

黒点 10/12 (NOAA)
磁場 フレア
4242 1 α ---
4245 3 β C1
4246 12 β M1
4247 6 β C3
4248 7 β C2
4249 1 α ---
4250 8 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:26 684 +1.8
-2 h 697 +0.0
-4 h 702 +0.4
-6 h 711 +0.9
-8 h 738 +1.5
-10 h 756 -1.1
-12 h 733 +5.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
05:30 -43 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
10/13 0.3 3x10^3
10/12 0.3 1x10^4
10/11 0.3 6x10^3
10/10 0.3 7x10^3
10/ 9 0.3 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/ 7 12:38 太陽風は平均的な状態です。9月の黒点相対数は 129.8 でした。
2025/10/ 8 13:46 太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
2025/10/ 9 11:53 太陽風は低速になっています。現在の磁気圏は穏やかです。
2025/10/10 14:45 太陽風の速度は300km/秒とより低速になっています。
2025/10/11 14:23 太陽風は370km/秒とやや低速です。コロナホールの影響が近付いています。

2025/10/12 13:20 更新
高速の太陽風が始まりました。速度は700km/秒に高まっています。

担当 篠原

コロナホールの影響が始まって、
太陽風の速度は700km/秒とかなり高まっています。

太陽風は、今朝、12日6時(世界時11日21時)頃までは、
400km/秒前後と平均的な速度が続きました。
そこから上昇が始まり、すぐに500km/秒を超えて高速になり、
12日12時(世界時12日3時)頃には700km/秒に達しています。

27日周期の図を見ると、
速度の高まりのタイミングは、前周期とほぼ同じでした。

太陽風の磁場強度は、昨夜に10nTから13nTへ強まり、
現在までこの状態が続いています。
磁場の強まりはどこまで続くでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で推移しています。
磁気圏はやや活動的になっていて、
AE指数は、500nTくらいの小、中規模の変化が連続的に発生しています。

太陽風の速度が高まったグラフの後半では、
変化が500nTを超えるくらいになっていて、
活動が少し強まっている様です。
今後、磁場が南向きに変化すると、
速度が高まっているため、磁気圏の活動は強まります。
注目して下さい。

GOES衛星SUVI 195では、
コロナホールは北西の端(右上)に近付いています。
前周期の太陽風は、高速の状態が4日ほど続きましたが、
今回はどうなるでしょうか。


太陽は、目立った変化はなく、
穏やかな状態です。



GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。