宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/10/27 11:23 更新 太陽風は低速に変わりつつあります。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、380km/秒へ下がり、 低速の風に変わりつつあります。 磁場強度も、7nTから6nTへ少し下がっています。 27日周期の図を見ると、前周期の9月30日の太陽風は、 速度も遅く、磁場強度も弱くなっています。 そして、翌、10月1日から、 磁場強度が10nTに強まる変化が始まっています。 速度の高まりは小幅でしたが、磁場が南向きに振れて、 磁気圏の活動が高まりました。 今回も、太陽風は弱まりかけていますが、 この後、前周期の様に磁場の強まりが到来するかもしれません。 明日、明後日にかけて、注目して下さい。 現在の磁気圏は穏やかで、AE指数は目立った変化はありません。 太陽では、南西の2437黒点群でC2.1の小規模フレアが発生した程度で、 全体としては穏やかです。 昨日中央部に現れた黒点に、2440群と番号が付けられています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の東端(左端)の赤道付近に、 コロナホールが姿を現しています。 この領域は、前周期の10月4日に太陽の中心線に達し、 10月7日に始まった高速太陽風の発生源となりました。 今回も同様の推移をすると考えると、 コロナホールは、31日頃に太陽の中心線に達し、 高速の太陽風は、11月3日くらいから始まりそうです。 一週間ほど先のことですが、今後の推移に注目して下さい。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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