宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:28)
昨日、C7.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/23 --- ---
10/22 11:31 C4.4
02:48 C7.7
10/21 22:52 C1.7
20:52 C2.6
14:18 C2.7
13:28 C6.3
10:46 C1.6
09:09 C1.7

黒点 10/23 (NOAA)
磁場 フレア
2434 5 β C4
2435 1 α ---
2436 22 βγ C8
2437 3 β ---
2438 2 β ---
2439 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 452 +3.2
-2 h 458 +3.3
-4 h 406 +4.2
-6 h 395 +2.8
-8 h 395 +5.5
-10 h 383 +2.8
-12 h 396 +2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -4 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 4x10^2
10/23 1.1 1x10^3
10/22 0.4 7x10^2
10/21 0.3 2x10^3
10/20 0.4 1x10^3
10/19 0.3 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/10/18 12:32 太陽の東端でMフレアが2回発生しました。太陽風はやや低速です。
2015/10/19 10:11 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動を高めました。
2015/10/20 11:42 太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。
2015/10/21 12:27 太陽風はより低速になっています。太陽も穏やかです。
2015/10/22 12:05 2436黒点群がやや活発になっています。
最新のニュース

2015/10/23 11:28 更新
フレアの発生は穏やかになっています。太陽風はやや高速です。

担当 篠原

昨日の昼、22日11時(世界時22日2時)に、
太陽の南西部(右下)で、C4.4の小規模フレアが発生しました。
X線グラフの変化が長時間続くタイプのフレアです。
SDO衛星の動画では、分かりにくいのですが、
フィラメント噴出も起きている様に見えます。

SDO衛星AIA193による動画を掲載します。
このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画では、
太陽の右に向かってやや淡いガスが噴出しています。

CMEの中心は、地球に対して斜め方向に向かっている様ですが、
噴出の端の部分が、地球の方向にも向かっている可能性があります。
到来まで3〜4日くらいと考えると、
25日昼から26日にかけてとなりそうです。

太陽風の変化は小規模だと思いますが、注目して下さい。

太陽では、その他に目立ったフレアの発生はなく、
2436黒点群も静かになっています。


太陽風は、昨夜にかけて速度が400km/秒に下がりましたが、
今朝に入って再び上がり、450km/秒とやや高速の状態に戻っています。
磁場強度は、5nTと平均的な強さで安定しています。

磁場の南北成分は、北寄りで変化しています。
このため、磁気圏の活動は穏やかで、
AE指数は、グラフ全体がやや太くなっていますが、
目立った変化は発生していません。

太陽風は、少し高まりましたが、
基本的には、次第に穏やかになりそうです。



太陽の南西部で発生したC4.4の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


C4.4の小規模フレアに伴って発生し、太陽の右側へ噴出するCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。