宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/10/23 11:28 更新 フレアの発生は穏やかになっています。太陽風はやや高速です。 担当 篠原 昨日の昼、22日11時(世界時22日2時)に、 太陽の南西部(右下)で、C4.4の小規模フレアが発生しました。 X線グラフの変化が長時間続くタイプのフレアです。 SDO衛星の動画では、分かりにくいのですが、 フィラメント噴出も起きている様に見えます。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星LASCO C3の動画では、 太陽の右に向かってやや淡いガスが噴出しています。 CMEの中心は、地球に対して斜め方向に向かっている様ですが、 噴出の端の部分が、地球の方向にも向かっている可能性があります。 到来まで3〜4日くらいと考えると、 25日昼から26日にかけてとなりそうです。 太陽風の変化は小規模だと思いますが、注目して下さい。 太陽では、その他に目立ったフレアの発生はなく、 2436黒点群も静かになっています。 太陽風は、昨夜にかけて速度が400km/秒に下がりましたが、 今朝に入って再び上がり、450km/秒とやや高速の状態に戻っています。 磁場強度は、5nTと平均的な強さで安定しています。 磁場の南北成分は、北寄りで変化しています。 このため、磁気圏の活動は穏やかで、 AE指数は、グラフ全体がやや太くなっていますが、 目立った変化は発生していません。 太陽風は、少し高まりましたが、 基本的には、次第に穏やかになりそうです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) C4.4の小規模フレアに伴って発生し、太陽の右側へ噴出するCME。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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