宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:11)
昨日、M1.5の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/19 --- ---
10/18 08:03 C6.6
06:48 C4.8
06:11 C4.8
05:34 M1.5
05:08 M1.1
03:32 C8.6
10/17 21:30 C4.5
15:24 C2.5
13:13 C2.9
10:16 C3.4

黒点 10/19 (NOAA)
磁場 フレア
2431 2 β ---
2434 11 β C5
2435 1 α C3
2436 16 βγ C2
2437 1 α M2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:06 437 -1.4
-2 h 456 -0.9
-4 h 452 -1.6
-6 h 458 -2.1
-8 h 454 -0.6
-10 h 456 -2.3
-12 h 426 -5.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -34 -/ -
-2 h -35 -/ -
-4 h -38 -/ -
-6 h -40 -/ -
-8 h -43 -/ -
-10 h -47 -/ -
-12 h -46 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^2
10/19 0.3 7x10^2
10/18 0.4 1x10^4
10/17 0.3 1x10^4
10/16 0.3 3x10^4
10/15 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/10/14 13:06 C9.5のフレアが発生しました。高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2015/10/15 10:07 太陽風はやや高速に下がっています。フレアも弱まっています。
2015/10/16 12:01 2434黒点群でM1のフレアが発生しました。太陽風は平均的な速さに戻っています。
2015/10/17 13:18 太陽風は低速になっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/10/18 12:32 太陽の東端でMフレアが2回発生しました。太陽風はやや低速です。
最新のニュース

2015/10/19 10:11 更新
太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動を高めました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は、
10nTを超えるくらいに強まり、
18日23時(世界時18日14時)頃まで強まった状態が続きました。

磁場の南北成分は、初めは北向きに強まったのですが、
18日15時(世界時18日6時)頃に南向きに切り替わり、
-10nT近い強い南向きになりました。

太陽風の速度は、400km/秒と平均的な速さでしたが、
強い南向き磁場の影響で磁気圏の活動は高まり、
AE指数は、1400nTの激しい変化が発生しています。

太陽風磁場の南北成分は、
磁場強度が高まっていた18日23時(世界時18日14時)頃まで、
南向き磁場の強まった状態が続き、
AE指数も500〜1000nTの活発な変化が続きましたが、
以降は、磁場強度が下がり、磁気圏の変化も小さくなっています。

現在の太陽風は、速度は450km/秒とやや高速ですが、
磁場強度は2nT近くまで下がっています。
太陽風の高まりは、ひと段落ついた様です。

急な太陽風の乱れでしたが、
極域の各地で賑やかなオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。


太陽では、南東の端(左下)から、
昨日のMクラスフレアを起こした2437黒点群が現れました。
しかし、その後は活動は静かになっていて、
X線のグラフはほとんど変化がなくなっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。