宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:06)
昨日、C9.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/14 --- ---
10/13 23:06 C9.5
10:11 C4.5
10/12 06:39 C3.2

黒点 10/14 (NOAA)
磁場 フレア
2431 1 α ---
2432 7 β ---
2433 6 β ---
2434 4 β M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 488 -5.5
-2 h 490 -2.9
-4 h 517 -3.3
-6 h 517 -6.1
-8 h 521 -4.6
-10 h 522 +1.1
-12 h 513 -5.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -39 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -39 -/ -
-6 h -30 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^3
10/14 0.5 2x10^4
10/13 0.4 4x10^4
10/12 0.3 1x10^5
10/11 0.4 1x10^5
10/10 0.3 2x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/10/ 9 11:46 700km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の擾乱も続いています。
2015/10/10 13:51 650km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も活発です。
2015/10/11 10:06 太陽風の速度は下がり始めましたが、高速の状態は続いています。
2015/10/12 13:47 高速の太陽風は終わりつつある様です。C3の小規模フレアが発生しました。
2015/10/13 12:08 太陽風は500km/秒台の高速風に戻っています。太陽の東端でC4.5のフレアが起きました。
最新のニュース

2015/10/14 13:06 更新
C9.5のフレアが発生しました。高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。

担当 篠原

昨夜、13日23時(世界時13日14時)に、
太陽の東側で、C9.5とMクラス寸前のフレアが発生しました。
この領域は、現在は太陽の東端に現れて、
2434黒点群と番号が付けられています。

昨日お知らせしたC4.5から、C9.5、C3.3などの発生の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
2434群は、この後、どの様な活動を続けるでしょうか。
引き続き注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュースの後、580km/秒まで速度が高まり、
以降、ゆっくりと低下を始めています。
現在は、500km/秒まで下がっていますが、高速の状態は続いています。

磁場の南北成分は、7〜8nTとやや強まった状態です。
この様子だと、高速の状態はまだ続きそうに思います。

磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いていて、
-5nT近い変化が発生しています。
速度が高まっていることもあって、磁気圏の活動は高まっていて、
AE指数は、500〜1000nTと中規模の活動が続いています。
極域では、にぎやかにオーロラが観測されているのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193のコロナ写真では、
コロナホールは、太陽の中心線を通り過ぎたところです。
これから4日くらい、影響が続く可能性があります。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15が10,000を超えています。

太陽風の高まりが続いているので、
こちらも高まった状態が続きそうです。



C4.5、C9.5、C3.3などの2434黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。