宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:18)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/17 10:16 C3.4
10/16 22:36 C4.2
22:19 C4.3
21:45 C3.8
19:14 C3.1
17:56 C3.5
15:01 M1.1
08:26 M1.1
07:45 C4.9
06:34 C3.1
04:45 C3.4
03:30 C3.9
01:08 C2.2
10/15 22:42 C3.6
19:41 C2.7
15:22 C1.7
10:22 C1.5
02:37 C1.5

黒点 10/17 (NOAA)
磁場 フレア
2431 1 α ---
2432 4 β ---
2434 22 βγ M1
2435 1 α C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 362 +0.8
-2 h 360 -3.7
-4 h 366 -3.8
-6 h 370 -0.9
-8 h 369 -0.6
-10 h 371 -0.4
-12 h 375 -1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -21 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^3
10/17 0.3 6x10^3
10/16 0.3 3x10^4
10/15 0.4 2x10^4
10/14 0.5 2x10^4
10/13 0.4 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/10/12 13:47 高速の太陽風は終わりつつある様です。C3の小規模フレアが発生しました。
2015/10/13 12:08 太陽風は500km/秒台の高速風に戻っています。太陽の東端でC4.5のフレアが起きました。
2015/10/14 13:06 C9.5のフレアが発生しました。高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2015/10/15 10:07 太陽風はやや高速に下がっています。フレアも弱まっています。
2015/10/16 12:01 2434黒点群でM1のフレアが発生しました。太陽風は平均的な速さに戻っています。
最新のニュース

2015/10/17 13:18 更新
太陽風は低速になっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
14日夜に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
500km/秒と高速の太陽風が続き、
磁場が-5nTくらいの南向きになっていた頃の現象です。
AE指数は、700〜1000nTと活発に変化していました。

米戸さんによると、この日、彗星の撮影を終えたところに、
ちょうどオーロラの活動の高まりが発生したそうです。

1枚目と3枚目の写真では、
山の端から素晴らしい光の柱が立ち上がっています。
写真だけ見ていると、噴火でも起きたかのような見え方です。

地磁気南極のある南南西方向を中心に、
真西に沈みかけていたさそり座にかけてオーロラが広がっていたそうです。
2枚目の広角の写真で、その様子を見ることができます。
天の川の最も濃い部分と、赤いオーロラの光りが競い合っているかの様です。

オーロラの光の柱のすぐ上には、南十字星がひっくり返って見えています。
その右に、ケンタウルス座の2つの一等星と、南天ならではの星空です。

3枚目の写真では、星をにじませるフィルターを使い、
光の柱が南十字にかかるタイミングを狙っての撮影だったそうです。
素晴らしい写真たちをありがとうございます。


現在の太陽風は、速度が400km/秒から360km/秒へ下がり、
低速の風になっています。
磁場強度も、3〜4nTに弱まっています。

磁気圏の活動も穏やかになっていて、
AE指数は、小規模の変化がいくつか起きた程度です。


太陽は、2434黒点群で、Cクラスの小規模フレアが6回と、
16日15時(世界時16日6時)に、M1.1の中規模フレアが発生しています。
活発な活動は続いている様です。

また、南東の端(左下)から2435黒点群が現れ、
北東の端(左上)からも、新しい黒点群が現れています。
2435群では、C4.3のフレアも起きていて、今後の活動に注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今日のデータでは10,000を割っています。
引き続き、ゆっくりと減少していくでしょう。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、14日22:52(世界時14日9:52)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、14日23:03(世界時14日10:03)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、14日23:14(世界時14日10:14)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。