宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/10/12 13:47 更新 高速の太陽風は終わりつつある様です。C3の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、500km/秒から450km/秒へゆっくりと下がっています。 高速の太陽風は終わりつつある様です。 磁場強度も、5nTと平均的な値で安定しています。 一方、SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球に大きく広がるコロナホールが、 西半球側(右側)に進み、地球への影響が始まりそうな位置に達しています。 これから再び、太陽風は高まっていくかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、比較的南寄りに変化しています。 このため、AE指数は、500nT前後の中規模の変化が頻繁に発生しています。 オーロラの活動もある程度活発に見られた様です。 今後の磁気圏の状況は、コロナホールからの影響次第となりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日もGOES15の青線が100,000に達しています。 太陽風が落ち着いてきたので、これからは減少に向かうでしょう。 太陽の東端(左端)の向こう側で、C3.2の小規模フレアが発生しています。 Cクラスに達するフレアの発生は、10月4日のM1.0以来で、 およそ一週間ぶりです。 この後、どのような領域が姿を現すでしょうか。 また、太陽面では、2432群ともう一つ、新しい黒点群が発生しています。 小さい黒点ばかりですが、少しにぎやかさが戻って来ました。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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