宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:47)
今日、C3.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/12 06:39 C3.2
10/11 --- ---
10/10 --- ---

黒点 10/12 (NOAA)
磁場 フレア
2430 1 α ---
2431 1 α ---
2432 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:37 450 -0.5
-2 h 449 -2.3
-4 h 448 +1.2
-6 h 449 +0.7
-8 h 452 -0.2
-10 h 459 -2.9
-12 h 464 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -15 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^4
10/12 0.3 1x10^5
10/11 0.4 1x10^5
10/10 0.3 2x10^5
10/ 9 0.3 7x10^4
10/ 8 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/10/ 7 12:59 太陽風の強まりが始まりつつある様です。太陽は穏やかです。
2015/10/ 8 14:41 太陽風が大きく乱れ、磁気圏の活動を強めています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2015/10/ 9 11:46 700km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の擾乱も続いています。
2015/10/10 13:51 650km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も活発です。
2015/10/11 10:06 太陽風の速度は下がり始めましたが、高速の状態は続いています。
最新のニュース

2015/10/12 13:47 更新
高速の太陽風は終わりつつある様です。C3の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、500km/秒から450km/秒へゆっくりと下がっています。
高速の太陽風は終わりつつある様です。
磁場強度も、5nTと平均的な値で安定しています。

一方、SDO衛星AIA193の太陽写真では、
北半球に大きく広がるコロナホールが、
西半球側(右側)に進み、地球への影響が始まりそうな位置に達しています。
これから再び、太陽風は高まっていくかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、比較的南寄りに変化しています。
このため、AE指数は、500nT前後の中規模の変化が頻繁に発生しています。
オーロラの活動もある程度活発に見られた様です。

今後の磁気圏の状況は、コロナホールからの影響次第となりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今日もGOES15の青線が100,000に達しています。
太陽風が落ち着いてきたので、これからは減少に向かうでしょう。


太陽の東端(左端)の向こう側で、C3.2の小規模フレアが発生しています。
Cクラスに達するフレアの発生は、10月4日のM1.0以来で、
およそ一週間ぶりです。
この後、どのような領域が姿を現すでしょうか。

また、太陽面では、2432群ともう一つ、新しい黒点群が発生しています。
小さい黒点ばかりですが、少しにぎやかさが戻って来ました。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。