宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/10/ 9 11:46 更新 700km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の擾乱も続いています。 担当 篠原 太陽風の乱れは続いています。 速度は、740km/秒とかなり高い速度が続いています。 磁場強度は、7nTから4nTへゆっくりと下がっていて、 高速風領域は後半に入ってきたようです。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。 磁場強度が下がったので、振れ幅は、-3〜-5nTくらいですが、 速度が高まっているので、磁気圏への影響は大きく、 AE指数は、1000〜1500nTの激しい変動が頻繁に発生し、 最大の変化は、2000nTに達しています。 極域の空を激しいオーロラが飾っていると思われます。 AE指数の変化が800nTくらいに達していた、 世界時8日18時頃のノルウェー・トロムソの動画を掲載します。 空が暗くなっていく時間帯から既に活発な活動が発生しています。 太陽風の高まりは、これから次第に小さくなりそうです。 一方、SDO衛星AIA193の太陽写真の、 北東側(左上)に見えているコロナホールの影響が、 続くようにやって来るかもしれません。 来週の前半にかけて、興味深い状況が続きます。 太陽風の強まりにより、 放射線帯の高エネルギー電子が大きく増加しています。 2機のGOES衛星とも10,000を超え、 青線のGOES15は、70,000くらいに達しています。 太陽は、南東の端(左下)に、 2430黒点群がぽつんと見えるくらいです。 X線のグラフも、低いレベルでほとんど変化がなく、 太陽はとても穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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