宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/10/11 10:06 更新 太陽風の速度は下がり始めましたが、高速の状態は続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、650km/秒から500km/秒へ低下しています。 27日周期の図を見ると、速度がだいぶ下がったように見えますが、 元がかなり高まっていたので、現在も高速の状態です。 太陽風の磁場強度も、5nTから3nTへ下がっています。 このくらいに弱まると、高速風も終わりが近づいている印象です。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。 ただし、振れ幅は小さくなっていて、 速度も下がっていることから、磁気圏への影響も弱くなっています。 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が発生しています。 今日は、ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの動画を掲載します。 こちらも10月に入って、撮影が始まっています。 天気が悪く、雲越しの観測ですが、オーロラが活発に発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 北半球にコロナホールが大きく広がっています。 これからこちらの影響が始まりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、かなり強まった状態が続いています。 GOES15の青線は、今日も100,000に達しています。 太陽は、南東の端から2431黒点群が現れています。 X線のグラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで、世界時10日20時頃に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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