宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:51)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/10 --- ---
10/ 9 --- ---
10/ 8 --- ---

黒点 10/10 (NOAA)
磁場 フレア
2430 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 644 -0.2
-2 h 643 +0.3
-4 h 660 -1.1
-6 h 675 -1.9
-8 h 661 -3.1
-10 h 627 -2.2
-12 h 642 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -21 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -29 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^4
10/10 0.3 2x10^5
10/ 9 0.3 7x10^4
10/ 8 0.5 2x10^4
10/ 7 0.5 2x10^4
10/ 6 0.3 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/10/ 5 11:46 太陽風はやや強まった状態です。太陽は穏やかになっています。
2015/10/ 6 12:12 太陽風は平均的な状態に戻っています。太陽は穏やかです。
2015/10/ 7 12:59 太陽風の強まりが始まりつつある様です。太陽は穏やかです。
2015/10/ 8 14:41 太陽風が大きく乱れ、磁気圏の活動を強めています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2015/10/ 9 11:46 700km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の擾乱も続いています。
最新のニュース

2015/10/10 13:51 更新
650km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も活発です。

担当 篠原

高速の太陽風が続いています。
昨日のニュースの直後に700km/秒台を割って、
現在は650km/秒に下がっていますが、
依然、高い速度が続いています。

磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。
磁場の南北成分は、振れ幅は小さいですが、
南寄りの傾向が続いています。

このため、磁気圏の活発な活動はその後も続いていて、
AE指数は、500nTを越える変化が続き、
1000nTに達する大きな変化も度々起きています。

南極の昭和基地では、今日も見事なオーロラの写真が撮影されています。
世界時9日19時半頃の動画を掲載します。
AE指数で、1000nTに達する変化が起きている頃のオーロラです。
オーロラの光の帯のうねる姿が見事です。
現地では素晴らしい夜になっていることでしょう。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真写真では、
今回の高速太陽風をもたらした赤道付近のコロナホールは、
太陽の西の端に達しています。
そろそろこちらの影響は弱まりそうです。

一方、北半球には、大きな別のコロナホールが広がっています。
緯度がやや高いのですが、今後はこの領域の影響に変わっていくでしょう。
どの程度の太陽風の変化がやって来るでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、さらに増加しています。
青線のGOES15は、100,000を超えているほどです。
ここまで高まったのは、
第24活動周期に入って初めてかもしれません。


太陽は、南東に2430黒点群が小さく見えているだけです。
X線のグラフに変化はなく、穏やかです。



南極の昭和基地で、世界時9日19時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。