宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/10/10 13:51 更新 650km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 昨日のニュースの直後に700km/秒台を割って、 現在は650km/秒に下がっていますが、 依然、高い速度が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、振れ幅は小さいですが、 南寄りの傾向が続いています。 このため、磁気圏の活発な活動はその後も続いていて、 AE指数は、500nTを越える変化が続き、 1000nTに達する大きな変化も度々起きています。 南極の昭和基地では、今日も見事なオーロラの写真が撮影されています。 世界時9日19時半頃の動画を掲載します。 AE指数で、1000nTに達する変化が起きている頃のオーロラです。 オーロラの光の帯のうねる姿が見事です。 現地では素晴らしい夜になっていることでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真写真では、 今回の高速太陽風をもたらした赤道付近のコロナホールは、 太陽の西の端に達しています。 そろそろこちらの影響は弱まりそうです。 一方、北半球には、大きな別のコロナホールが広がっています。 緯度がやや高いのですが、今後はこの領域の影響に変わっていくでしょう。 どの程度の太陽風の変化がやって来るでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、さらに増加しています。 青線のGOES15は、100,000を超えているほどです。 ここまで高まったのは、 第24活動周期に入って初めてかもしれません。 太陽は、南東に2430黒点群が小さく見えているだけです。 X線のグラフに変化はなく、穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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