宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/10/ 7 12:59 更新 太陽風の強まりが始まりつつある様です。太陽は穏やかです。 担当 篠原 連日のように、極域では美しいオーロラが観測されています。 今日は、南極の昭和基地で、 世界時6日20時半頃に撮影された全天カメラの動画を紹介します。 激しい光の変動が、空全体を覆っています。 AE指数で1000nTに達する、大きな活動の一部です。 例年では、昭和基地のオーロラ写真の公開は、あと一週間程度です。 そろそろ今期最後の掲載になるかもしれません。 太陽風は、次の強まりが始まった様です。 磁場強度は、今朝くらいからゆっくりと強まっていき、 5nTから、現在は、15nTに上昇しています。 速度の変化は、やっと始まったくらいで、 400km/秒から430km/秒へ少しだけ上がっています。 SDO衛星AIA193の太陽の中心やや右側に見える、 コロナホールの影響が及び始めたのだと思われます。 これから、速度も一段と上昇する可能性があります。 太陽風磁場の南北成分は、 全体的に南寄りの傾向が続いています。 特に、最後の変化で-10nTと大きく南向きに振れていて、 これから磁気圏の活動がさらに強まりそうです。 AE指数は、これまでも500〜1000nTの中規模の変化が続いています。 更に高まっていく可能性があるので、注目して下さい。 太陽は静穏で、X線のグラフは低いレベルで、 変化もほとんどない状態です。 黒点は、南東に新しく2429群が現れています。 放射線帯の高エネルギー電子が増加して、 10,000を超える変化になっています。 太陽風が強まりそうですが、今後はどうなるでしょうか。 南極の昭和基地で、世界時6日20時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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