宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/10/ 4 11:30 更新 太陽風磁場の強まりは続いています。2422黒点群は西に没しました。 担当 篠原 太陽風磁場の強まりは、現在も続いています。 昨日以降も、7〜10nTの間をゆっくりと変化する状態が続いています。 速度は、400km/秒近くで安定しています。 先ほどから450km/秒に高まる変化が見えていますが、 大きく上がることはないでしょう。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続き、 -5nTくらいの変化も頻繁に発生しています。 AE指数のグラフは、太くなった状態が続いていますが、 時々、300〜500nT程度の変動が発生していることから、 磁気圏もある程度活動的な状態が続いている様です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 中央の東寄り(左寄り)に広がっているコロナホールの先頭(右端)が、 太陽の中心線に達しています。 コロナホールは、太陽の磁場が宇宙空間に向かって広がっている領域で、 速度の高い太陽風の吹き出し口になっています。 コロナホールの端が太陽の中心に達したため、 高速の太陽風は地球に向かって吹き出す様になります。 地球まで3日くらいかかると考えると、7日頃から太陽風が強まりそうです。 太陽風の磁場が強まって、南向きに大きく変化すると、 磁気圏の活動も活発になります。 コロナホールは27日前の前周期よりも大きく広がっています。 今週の後半にかけて、太陽風の変化に注目して下さい。 太陽では、活発にフレアを起こしていた2422黒点群が、 西の端(右端)の向こう側に回って、見えなくなりました。 X線のグラフは、変化がなくなるとともに、 全体の強度も下がっています。 可視光写真も、2427黒点群があるだけで、 やや寂しくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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