宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:30)
今日、C2.7の小規模フレアが発生しました。
また、M5.5の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 4 02:53 C2.7
10/ 3 22:03 C2.1
20:32 C2.8
15:07 C3.3
09:01 C2.5
03:44 C2.9
02:53 C8.1
02:07 M1.0
00:27 C8.8
10/ 2 22:30 C7.2
21:19 M1.0
20:35 C3.0
16:44 C4.8
15:46 C5.8
15:20 C4.0
09:05 M5.5
08:11 C2.1
06:09 C3.7

黒点 10/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2420 1 α C3
2422 5 β M6
2427 11 βγ C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 441 -5.9
-2 h 395 -3.7
-4 h 392 +0.3
-6 h 390 +2.7
-8 h 394 -0.5
-10 h 387 -2.8
-12 h 373 -5.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -26 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
10/ 4 0.3 2x10^2
10/ 3 0.3 3x10^2
10/ 2 0.6 4x10^2
10/ 1 1.5 6x10^2
9/30 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/29 12:21 2422黒点群と2423黒点群でMクラスのフレアが4回発生しました。
2015/ 9/30 12:13 Mクラスフレアが9回発生し、2422、2423黒点群の活発な活動が続いています。
2015/10/ 1 12:41 大規模なフィラメント噴出が発生しました。地球への影響は小さそうです。
2015/10/ 2 11:58 9月の黒点数は78.1でした。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2015/10/ 3 13:21 太陽風磁場の強まりは続いています。2422黒点群のフレアも活発です。
最新のニュース

2015/10/ 4 11:30 更新
太陽風磁場の強まりは続いています。2422黒点群は西に没しました。

担当 篠原

太陽風磁場の強まりは、現在も続いています。
昨日以降も、7〜10nTの間をゆっくりと変化する状態が続いています。
速度は、400km/秒近くで安定しています。
先ほどから450km/秒に高まる変化が見えていますが、
大きく上がることはないでしょう。

磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続き、
-5nTくらいの変化も頻繁に発生しています。
AE指数のグラフは、太くなった状態が続いていますが、
時々、300〜500nT程度の変動が発生していることから、
磁気圏もある程度活動的な状態が続いている様です。


SDO衛星AIA193の太陽写真では、
中央の東寄り(左寄り)に広がっているコロナホールの先頭(右端)が、
太陽の中心線に達しています。
コロナホールは、太陽の磁場が宇宙空間に向かって広がっている領域で、
速度の高い太陽風の吹き出し口になっています。

コロナホールの端が太陽の中心に達したため、
高速の太陽風は地球に向かって吹き出す様になります。
地球まで3日くらいかかると考えると、7日頃から太陽風が強まりそうです。

太陽風の磁場が強まって、南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動も活発になります。
コロナホールは27日前の前周期よりも大きく広がっています。
今週の後半にかけて、太陽風の変化に注目して下さい。


太陽では、活発にフレアを起こしていた2422黒点群が、
西の端(右端)の向こう側に回って、見えなくなりました。

X線のグラフは、変化がなくなるとともに、
全体の強度も下がっています。

可視光写真も、2427黒点群があるだけで、
やや寂しくなっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。