宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:12)
今日、C1.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/12 06:30 C1.3
9/11 --- ---
9/10 --- ---

黒点  9/12 (NOAA)
磁場 フレア
2411 1 α ---
2412 9 β ---
2414 10 βγ C1
2415 7 β ---
2416 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:06 609 -0.4
-2 h 621 +0.2
-4 h 617 +0.5
-6 h 615 +4.9
-8 h 628 +4.6
-10 h 624 -3.5
-12 h 651 -3.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -22 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -39 -/ -
-10 h -39 -/ -
-12 h -38 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
9/12 0.3 3x10^3
9/11 0.3 7x10^3
9/10 0.5 6x10^3
9/ 9 0.3 6x10^2
9/ 8 0.3 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/ 7 09:43 太陽風は再びやや高速になっています。太陽は穏やかです。
2015/ 9/ 8 08:00 太陽風の乱れが到来して、オーロラの活動が激しくなっています。8月の黒点数は64.6でした。
2015/ 9/ 9 10:07 太陽風の磁場が北向きに変わり、磁気圏は穏やかになりました。
2015/ 9/10 10:04 太陽風磁場が南向きに強まり、激しい磁気圏の活動が発生しました。
2015/ 9/11 10:40 磁気圏の活動は穏やかになっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 9/12 10:12 更新
650km/秒に達する高速太陽風が到来し、オーロラの活動も強まっています。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は更に強まり、
11日17時(世界時11日8時)頃に、20nT近くに達しました。
その頃から速度も上昇を始め、450km/秒とやや高速の状態から、
650km/秒とかなり高い速度に変わりました。

SDO衛星AIA193の太陽写真の
太陽の西側(右側)に見えているコロナホールの影響が、
地球に達したのだと思われます。

磁場が最も強まった頃に、磁場の南北成分も大きく南に振れ、
-15nTの強い南向きが2時間ほど発生し、
その後も南寄りの傾向が8時間ほど続いています。

この影響で磁気圏の活動が強まり、
AE指数は1000〜1500nTの激しい変化が、
半日にわたって繰り返し発生しました。
アラスカ、フェアバンクスで撮影された、
世界時11日9〜12時頃のオーロラの様子を、動画で紹介します。
明るい光が激しく移動しています。

現在の太陽風は、磁場強度は5nTと平均的な値に戻っていますが、
速度は600km/秒と高まった状態が続いています。
磁場の南北成分は、振れ幅は小さくなっていますが、
南北に変化していて、オーロラの活動も続いている様です。


9月3日くらいから10日近くにわたって、
太陽風や磁気圏は活発な変化が続いています。
今回の高速の太陽風も、更に2〜3日くらい続きそうですし、
SDO衛星AIA193では、北半球の中高緯度域に、
コロナホールが大きく広がっています。
この部分のコロナホールは、27日前よりもかなり大きく広がっています。
従って、明日以降は、
この領域からの影響も重なってやって来るかもしれません。
引き続き注目して下さい。


太陽では、2414黒点群が急に発達して、
今日の写真では大きな姿になっています。

2414群は、今朝、12日6時半(世界時11日21時半)に、
C1.3の小さいフレアを起こした程度で、
特に活発な様子は見られませんが、
この後の活動に注目して下さい。




アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで撮影されたオーロラの様子。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。