宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 9/12 10:12 更新 650km/秒に達する高速太陽風が到来し、オーロラの活動も強まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は更に強まり、 11日17時(世界時11日8時)頃に、20nT近くに達しました。 その頃から速度も上昇を始め、450km/秒とやや高速の状態から、 650km/秒とかなり高い速度に変わりました。 SDO衛星AIA193の太陽写真の 太陽の西側(右側)に見えているコロナホールの影響が、 地球に達したのだと思われます。 磁場が最も強まった頃に、磁場の南北成分も大きく南に振れ、 -15nTの強い南向きが2時間ほど発生し、 その後も南寄りの傾向が8時間ほど続いています。 この影響で磁気圏の活動が強まり、 AE指数は1000〜1500nTの激しい変化が、 半日にわたって繰り返し発生しました。 アラスカ、フェアバンクスで撮影された、 世界時11日9〜12時頃のオーロラの様子を、動画で紹介します。 明るい光が激しく移動しています。 現在の太陽風は、磁場強度は5nTと平均的な値に戻っていますが、 速度は600km/秒と高まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、振れ幅は小さくなっていますが、 南北に変化していて、オーロラの活動も続いている様です。 9月3日くらいから10日近くにわたって、 太陽風や磁気圏は活発な変化が続いています。 今回の高速の太陽風も、更に2〜3日くらい続きそうですし、 SDO衛星AIA193では、北半球の中高緯度域に、 コロナホールが大きく広がっています。 この部分のコロナホールは、27日前よりもかなり大きく広がっています。 従って、明日以降は、 この領域からの影響も重なってやって来るかもしれません。 引き続き注目して下さい。 太陽では、2414黒点群が急に発達して、 今日の写真では大きな姿になっています。 2414群は、今朝、12日6時半(世界時11日21時半)に、 C1.3の小さいフレアを起こした程度で、 特に活発な様子は見られませんが、 この後の活動に注目して下さい。 アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで撮影されたオーロラの様子。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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