宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 9/11 10:40 更新 磁気圏の活動は穏やかになっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、 昨日のニュースで紹介した、 世界時9日に発生したオーロラの写真をいただきました。 1枚目は、世界時9日10時12分(現地9日22時12分)、 2枚目は、世界時9日12時39分(現地10日0時12分)と、 太陽風の磁場が-10nT近くまで南向きに強まり、 AE指数が1000nTを超える変化をしていた頃のオーロラです。 米戸さんによると、 オーロラと天の川、そして周囲の景色も写り込ませて撮影したそうです。 1枚目の写真は、左右の最上段に紫色のオーロラも写って、 下から上へ、3色オーロラの姿になったそうです。 2枚目のオーロラはものすごい明るさだったそうで、 普段は星明かりだけで、隣の人の顔までは見えない場所なのに、 このオーロラの時は、顔も良く見える状態だったそうです。 この場に立ちたかったと感じてしまう、美しい光景です。 素晴らしい写真をどうもありがとうございます。 昨日のニュース以降、太陽風磁場の南北成分は、 比較的北寄りの傾向に変わっています。 このため、磁気圏は穏やかな時間帯が長くなり、 11日2〜5時(世界時10日17〜20時)頃に、 AE指数は500〜1000nTの中規模の変化をしていますが、 その他は小さい変化が見られる程度に留まっています。 太陽風の速度は、400km/秒前後で安定し、 磁場強度も、7nTとやや強まったくらいで安定していましたが、 今日に入った頃から、磁場強度が10ntを超えて変化するようになり、 今朝、11日9時(世界時11日0時)には、 速度も450km/秒へ少し高まっています。 コロナホールによる太陽風の高まりが、 始まっているのかもしれません。 この後の、太陽風の変化に注目して下さい。 太陽は、特にフレアの発生はなく、穏やかです。 今日はタイの最終日です。 こちらは蒸し暑いですが、引率をしながら楽しんでいます。 深夜の飛行機で福岡へ帰ります。 ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時9日10時12分(現地9日22時12分)に撮影されたオーロラ。 (c) 米戸 実氏 ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時9日12時39分(現地10日0時12分)に撮影されたオーロラ。 (c) 米戸 実氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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