宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 9/ 8 08:00 更新 太陽風の乱れが到来して、オーロラの活動が激しくなっています。8月の黒点数は64.6でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、8月の黒点相対数は、64.6 と発表されています。 新居浜出張のため作図ができず、 お知らせするのが遅れてしまいました。 7月の66.4とほぼ同じで、 極小へ向かって下がっていく、 大きな流れに沿った値となっています。 その太陽は、今日も静穏で、 X線グラフには全く変化がありません。 東に現れていた新しい黒点に2412群と番号が付き、 少し大きくなっています。 太陽風は、昨夜、7日21時(世界時)から乱れが到来しています。 磁場強度は、7nTから14nTヘ強まり、 速度も、500km/秒から600km/秒へ高まっています。 6日にお知らせしたCMEによる乱れが、 高速の太陽風に乗って、3日で地球へ到達した様です。 変化の到来とともに、太陽風の磁場が大きく南に振れています。 南北成分は、-10nT前後の強い南向きに振れ、 その前後の半日近く、-5〜-8nTの南向きが続いています。 太陽風の速度が高まっていることと重なって、 磁気圏の乱れはかなり強まっています。 AE指数は、1000〜1500nTの激しい変化が長時間続き、 最大で、2800nTの変化も記録しています。 極域では、激しいオーロラの活動が見られている様です。 南極の昭和基地は残念ながら曇り空で、 雲越しに明るいオーロラの光が見えています。 太陽風磁場の南向きは現在も続いていて、 振れ幅はやや小さくなりましたが、-5nTを保っています。 この状態が続いている間は、 オーロラの活動も高まっているでしょう。 今日の昼の便でタイへ向かいます。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 南極の昭和基地で、世界時7日19時40分に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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