宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 9/ 6 07:48 更新 太陽風は平均的な状態に戻りつつあります。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、480km/秒から440km/秒に下がり、 磁場強度は6nTで安定しています。 どちらも平均的な状態に近く、 太陽風の弱い高まりは、終わりに向かっている様です。 磁場の南北成分は、振れ幅は小さくなりましたが、 南北両方に変化しています。 このため、磁気圏の活動は弱まりながらも続いていて、 AE指数のグラフは、500nTの変化が続いています。 27日周期の図を見ると、 前周期は、太陽風の高まりが終わると、太陽風は低速になり、 8月15日から再び太陽風が強まっています。 この時は、CMEの影響も重なったのですが、 今日のSDO衛星AIA193の太陽写真の左側(東側)に見える コロナホールの影響が地球に及んでいました。 今回もコロナホールは良く見えているので、 前回と同様に、9月11日前後から太陽風の高まりが見られるかもしれません。 太陽では、昨日紹介したフィラメント噴出に関係する可能性のある、 淡いCMEがSOHO衛星によって観測されています。 LASCO C3の動画を紹介します。 太陽から下に向かってコロナのガスが噴き出しています。 3〜4日後の9月8〜9日頃に影響がやって来るかもしれません。 また、東端(左端)の黒点に2411群と番号が付き、 南側に小さい黒点が現れています。 目立ったフレアの発生はなく、太陽は穏やかです。 新居浜のスペースキャンプも今日の午前中で終わり、 鹿児島に戻ります。 続いて明日から、学生引率のためタイへ出かけます。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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