宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:20)
昨日、M1.4の中規模フレアが、一昨日もM2.1の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/31 --- ---
8/30 11:43 M1.4
11:01 C2.6
05:01 C2.4
00:00 C2.3
8/29 16:12 C2.3
08:39 C4.8
06:21 C1.7
05:09 C2.1
04:30 C4.6
03:56 M2.1
02:33 C2.0

黒点  8/31 (NOAA)
磁場 フレア
2403 2 β M2
2405 3 β C2
2406 2 α ---
2407 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 400 +1.2
-2 h 407 -1.0
-4 h 405 +0.6
-6 h 417 +1.3
-8 h 413 -0.4
-10 h 436 +2.9
-12 h 440 +2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -14 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
8/31 0.3 3x10^3
8/30 0.3 3x10^3
8/29 0.4 2x10^3
8/28 0.4 3x10^3
8/27 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 8/26 12:32 2403黒点群の活動はやや低下しています。高速の太陽風が近づいている様です。
2015/ 8/27 13:32 太陽風磁場が南に大きく振れ、磁気圏の活動が高まっています。
2015/ 8/28 12:12 太陽風磁場の強まりと、磁気圏活動の高まりが続いています。M2.9の中規模フレアが起きました。
2015/ 8/29 11:21 太陽風の乱れは続き、磁気圏の活動も活発です。2403黒点群でMフレアが2回発生しました。
2015/ 8/30 12:39 やや高速の太陽風が続いています。2403黒点群は沈みかけています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 8/31 10:20 更新
2403黒点群は見えなくなり、太陽は穏やかです。太陽風も穏やかです。

担当 篠原

2403黒点群は、太陽の向こう側に回って、
見えなくなりました。

2403群で発生した昨日のM1.4フレアの様子を、
SDO衛星AIA171の動画で改めて紹介します。
ループ状にコロナが輝く様子がとてもきれいに見えています。

2403群が没して、太陽面には2406群と2407群の
小さい黒点が見えるだけになっています。

X線グラフの変化も、小さくなっています。


太陽風は、450km/秒から400km/秒へ速度が下がり、
平均的な速さに戻っています。
磁場強度は5nTで安定していて、
コロナホールによる太陽風の高まりは、通り過ぎた様です。

磁場の南北成分は、0nTから北寄りの傾向です。
このため磁気圏も穏やかで、
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、変化がなくなっています。


27日周期の図を見ると、太陽風の次の高まりが近付いています。
前周期の8月6日に始まる太陽風の変化が、
27日周期で回帰すると、
明後日、9月2日くらいに始まる可能性があります。

SDO衛星AIA193の太陽の中央部に見える
コロナホールに関係している変化だと考えられます。



SDO衛星AIA171による、昨日のM1.4フレアの様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。