宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:32)
今日、C5.0の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/27 08:52 C2.4
00:04 C5.0
8/26 22:38 C9.5
08:39 C2.8
04:17 C2.2
8/25 20:45 C2.3
19:22 C2.3
16:55 C2.3
15:07 C4.3
11:35 C3.6
07:41 C3.0
02:39 M1.0

黒点  8/27 (NOAA)
磁場 フレア
2403 35 βγδ M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 384 -4.3
-2 h 358 -9.8
-4 h 363 -8.8
-6 h 366 -8.2
-8 h 371 -6.9
-10 h 378 -8.6
-12 h 387 -7.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -86 -/ -
-2 h -78 -/ -
-4 h -69 -/ -
-6 h -64 -/ -
-8 h -62 -/ -
-10 h -56 -/ -
-12 h -53 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
8/27 0.3 1x10^3
8/26 0.3 5x10^3
8/25 0.4 6x10^3
8/24 0.3 2x10^3
8/23 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 8/22 13:32 2403黒点群で更に2つのMクラスフレアが発生しました。
2015/ 8/23 11:23 2403黒点群の活動は続き、Mクラスフレアが3回発生しています。
2015/ 8/24 13:48 太陽風の速度が高まっています。2403黒点群は規模を保っています。
2015/ 8/25 13:06 M5.6の中規模フレアが発生しました。カナダのオーロラをどうぞ。
2015/ 8/26 12:32 2403黒点群の活動はやや低下しています。高速の太陽風が近づいている様です。
最新のニュース

2015/ 8/27 13:32 更新
太陽風磁場が南に大きく振れ、磁気圏の活動が高まっています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度は10nTに上がり、
磁場の南北成分は、南向きに大きく振れました。
特に、26日20時(世界時26日11時)以降は、
-10nT近い強い南向きが続き、
半日以上経った、27日12時(世界時27日3時)頃まで続いています。
その間、太陽風の速度は400km/秒から350km/秒へ低下しました。

変化の様子から、CMEによって噴出した磁場のかたまりが、
地球まで流れて来た様です。
SOHO衛星の画像を調べると、
21日に発生したMクラスのフレアに関連して、淡いCMEが発生していて、
この乱れが、5日近くかかって地球に到達した可能性があります。

磁場が南に大きく振れたため、磁気圏の活動も高まり、
AE指数は1000nTの活発な変化が半日ほど続いています。

また、京都大学によるDst指数の速報値は、
-89nTまで下がっていて(強まっていて)、
中規模の磁気嵐になっています。


太陽風のデータは、最新のところで変化が起きています。
磁場強度が15nTに上がって、すぐに8nTくらいに下がり、
-15nTまで強まっていた南北成分は、急に0nT近くに戻っています。
速度は、400km/秒に少し上がっています。

この後、太陽風の磁場強度や南北成分がどの様に変化するか注目して下さい。
それによって、今後の磁気圏の活動度も変化します。

一方、SDO衛星AIA193の写真では、南半球のコロナホールが西に進み、
地球へ影響が及び始める目安の位置に近付いています。
今後は、この領域からの高速風にも注意が必要です。


太陽の2403黒点群は、
26日22時半(世界時26日13時半)にC9.5、
27日0時(世界時26日15時)にC5.0と、大きいCクラスのフレア2つと、
C1の小さいフレアを5回ほど起こしています。

黒点は大きな姿を保っていて、引き続きフレアへの注意が必要です。




Dst指数(速報値)は、-89nTまで下がっています。Dst指数の変化はマイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


2403黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。