宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 8/28 12:12 更新 太陽風磁場の強まりと、磁気圏活動の高まりが続いています。M2.9の中規模フレアが起きました。 担当 篠原 太陽風磁場の強まりと、磁気圏活動の高まりは続いています。 太陽風の磁場強度は、昨日以降も10nTを超える状態が続き、 現在は15nT近くに高まっています。 磁場の南北成分も、昨日のニュースの頃は0nTに近くなりましたが、 その後、再び南に大きく振れるようになり、 -10nTに近い南向きが半日以上続いています。 一方、太陽風の速度は、350km/秒と低速の状態です。 太陽風の影響で、磁気圏の活動もだいぶ高まっています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 全体にわたって、1000nT付近の活動が続き、 1500nTに達する大きな変化も3回発生しています。 昭和基地の全天カメラは、天気が悪く、 オーロラを見ることはできませんでしたが、 極域では、活発なオーロラの活動が続いているのではないでしょうか。 また、Dst指数の速報値は、-100nTにまで下がっています。 中規模の磁気嵐が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽の南半球に見えるコロナホールの影響は、 まだ到来していないようです。 続いて、太陽風の速度の高まりも始まる可能性があります。 太陽では、2403黒点群の活動が続いています。 27日14時(世界時27日5時)に、M2.9の中規模フレアを起こし、 つい先ほど、28日12時(世界時28日3時)には、 C8.0と大きいCクラスのフレアを起こしています。 可視光写真では、黒点の面積が減ってきた様に見えますが、 こちら側に見えている間は注目を続けて下さい。 Dst指数(速報値)は、-100nTまで下がりました。Dst指数の変化はマイナス方向に強まります。 (c) 京都大学WDC 2403黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |