宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 8/26 12:32 更新 2403黒点群の活動はやや低下しています。高速の太陽風が近づいている様です。 担当 篠原 2403黒点群は、太陽の西の端に次第に近付いています。 黒点としては現在も大きな姿をしていますが、 フレアの活動はやや弱まっている様子です。 昨日のニュース以降は、 C4.3を最大に、Cクラスの小規模フレアが11回発生していて、 回数は多いですが、規模は小さいものに留まり、 GOES衛星のX線グラフも変化が弱くなっている印象です。 2403群はこのまま弱まっていくのか、 一休みして再び活動を高めるのか、引き続き注目して下さい。 太陽風は、400〜420km/秒と平均的な速さで安定しています。 磁場強度は、5nTから8nTへ少しずつ高まっています。 磁場の南北成分は、南向きに振れる時間が目立っています。 このため、磁気圏の活動もやや高まっていて、 AE指数は、300〜600nT程度の中規模の変化が 何度も発生しています。 その中の、世界時25日23時頃のオーロラの様子を、 昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 AE指数のグラフの、最後の高まりの頃の様子です。 空全体を激しく覆う、オーロラの活動をご覧下さい。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 太陽の中央部から南極へ向かって、 縦に長くコロナホールが広がっています。 27日前の写真と比べると、 コロナホールは、濃く大きく広がっています。 27日周期の図を見ると、前周期は7月31日から 太陽風の速度が高まるなどの影響が始まっています。 今回も同様と考えると、明日、27日くらいになりそうですが、 コロナホールが広がっていることを考えると、 現在のACEの太陽風磁場の強まりは、 既に変化の始まりかもしれません。 前回は600km/秒近い高速風が到来し、4日ほど高まりが続きました。 今後の太陽風の変化と、磁気圏の活動の高まりに注目して下さい。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時25日23時のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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