宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
また、M5.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/26 08:39 C2.8
04:17 C2.2
8/25 20:45 C2.3
19:22 C2.3
16:55 C2.3
15:07 C4.3
11:35 C3.6
07:41 C3.0
02:39 M1.0
8/24 23:56 C5.8
22:48 C2.1
20:59 C2.5
17:04 C2.8
16:25 M5.6
16:03 C6.7
15:11 C3.2
03:42 C3.9

黒点  8/26 (NOAA)
磁場 フレア
2403 40 βγδ M6
2404 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 419 -2.1
-2 h 417 -1.4
-4 h 410 -2.9
-6 h 400 -2.6
-8 h 398 -2.7
-10 h 395 -4.5
-12 h 394 -2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -21 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
8/26 0.3 5x10^3
8/25 0.4 6x10^3
8/24 0.3 2x10^3
8/23 0.5 2x10^3
8/22 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 8/21 14:38 1ヶ月半ぶりにMクラスの中規模フレアが発生しました。
2015/ 8/22 13:32 2403黒点群で更に2つのMクラスフレアが発生しました。
2015/ 8/23 11:23 2403黒点群の活動は続き、Mクラスフレアが3回発生しています。
2015/ 8/24 13:48 太陽風の速度が高まっています。2403黒点群は規模を保っています。
2015/ 8/25 13:06 M5.6の中規模フレアが発生しました。カナダのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 8/26 12:32 更新
2403黒点群の活動はやや低下しています。高速の太陽風が近づいている様です。

担当 篠原

2403黒点群は、太陽の西の端に次第に近付いています。
黒点としては現在も大きな姿をしていますが、
フレアの活動はやや弱まっている様子です。

昨日のニュース以降は、
C4.3を最大に、Cクラスの小規模フレアが11回発生していて、
回数は多いですが、規模は小さいものに留まり、
GOES衛星のX線グラフも変化が弱くなっている印象です。

2403群はこのまま弱まっていくのか、
一休みして再び活動を高めるのか、引き続き注目して下さい。


太陽風は、400〜420km/秒と平均的な速さで安定しています。
磁場強度は、5nTから8nTへ少しずつ高まっています。

磁場の南北成分は、南向きに振れる時間が目立っています。
このため、磁気圏の活動もやや高まっていて、
AE指数は、300〜600nT程度の中規模の変化が
何度も発生しています。

その中の、世界時25日23時頃のオーロラの様子を、
昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。
AE指数のグラフの、最後の高まりの頃の様子です。
空全体を激しく覆う、オーロラの活動をご覧下さい。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の中央部から南極へ向かって、
縦に長くコロナホールが広がっています。
27日前の写真と比べると、
コロナホールは、濃く大きく広がっています。

27日周期の図を見ると、前周期は7月31日から
太陽風の速度が高まるなどの影響が始まっています。
今回も同様と考えると、明日、27日くらいになりそうですが、
コロナホールが広がっていることを考えると、
現在のACEの太陽風磁場の強まりは、
既に変化の始まりかもしれません。

前回は600km/秒近い高速風が到来し、4日ほど高まりが続きました。
今後の太陽風の変化と、磁気圏の活動の高まりに注目して下さい。



2403黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時25日23時のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。