宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:21)
今日、M2.1の中規模フレアが発生しました。
また、M2.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/29 08:39 C4.8
06:21 C1.7
05:09 C2.1
04:30 C4.6
03:56 M2.1
02:33 C2.0
8/28 21:44 M2.2
20:22 C5.3
17:14 C3.7
15:05 C4.5
11:41 C8.0
8/27 16:17 C3.3
14:31 M2.9
13:48 C2.5
08:52 C2.4
00:04 C5.0

黒点  8/29 (NOAA)
磁場 フレア
2403 27 βγδ M3
2405 3 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 446 -0.1
-2 h 453 -2.4
-4 h 421 +5.7
-6 h 402 +6.9
-8 h 384 +1.3
-10 h 354 -9.1
-12 h 346 -9.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -59 -/ -
-2 h -59 -/ -
-4 h -66 -/ -
-6 h -78 -/ -
-8 h -91 -/ -
-10 h -83 -/ -
-12 h -83 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^2
8/29 0.4 2x10^3
8/28 0.4 3x10^3
8/27 0.3 1x10^3
8/26 0.3 5x10^3
8/25 0.4 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 8/24 13:48 太陽風の速度が高まっています。2403黒点群は規模を保っています。
2015/ 8/25 13:06 M5.6の中規模フレアが発生しました。カナダのオーロラをどうぞ。
2015/ 8/26 12:32 2403黒点群の活動はやや低下しています。高速の太陽風が近づいている様です。
2015/ 8/27 13:32 太陽風磁場が南に大きく振れ、磁気圏の活動が高まっています。
2015/ 8/28 12:12 太陽風磁場の強まりと、磁気圏活動の高まりが続いています。M2.9の中規模フレアが起きました。
最新のニュース

2015/ 8/29 11:21 更新
太陽風の乱れは続き、磁気圏の活動も活発です。2403黒点群でMフレアが2回発生しました。

担当 篠原

太陽風の乱れは続いています。
しかし、今朝くらいからその内容は変わりつつあります。

太陽風の磁場強度は、今朝にかけて15nTに高まった状態が続きました。
29日4時(世界時28日19時)くらいから、下がり始めて、
現在は10nTに落ちていますが、
依然、通常よりも高い値になっています。

磁場に合わせるように、太陽風の速度も変化が起きていて、
昨日いっぱいは350km/秒と低速の状態でしたが、
そこからゆっくりと上昇を始めて、
現在は450km/秒とやや高速です。

コロナホールの影響が及び始めているのかもしれません。
従って、更に速度が高まっていく可能性があります。


太陽風磁場の南北成分は、
今日の未明まで、-10nT近い大きな南向きが続きました。
磁気圏の活発な活動も続いて、
AE指数は800〜1200nTの変化が連続的に発生しています。
しかし、その後磁場が北寄りに切り替わっていて、
AE指数の変化も、後半は弱くなっています。

世界時28日10〜11時頃の、
アラスカ・フェアバンクスのオーロラの動画を掲載します。
AE指数の変化が特に激しい時間帯ではありませんが、
雲が切れた夜空を、オーロラが飾っています。

京都大学のDst指数速報値は、
今回の擾乱で最大 -100nTまで下がっていて、
中規模の磁気嵐になっています。
現在も -60nT前後を推移していて、磁気嵐の状態は続いています。

太陽風は、CMEの乱れから、
コロナホールの乱れに切り替わっている様です。
今後の変化に注目して下さい。


太陽では、2403黒点群の活動が再び活発になっています。
28日22時(世界時28日13時)に、M2.2、
29日4時(世界時28日19時)に、M2.1と、
2つの中規模フレアを起こし、
その他にも、Cクラスのフレアが15回ほど発生しています。
にぎやかに活動する様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

2403黒点群は、太陽の西の端にかなり近付いています。
こちらから見ることのできる最後の活動に注目して下さい。



アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで撮影されたオーロラ。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数(速報値)は、-100nTまで下がり、中規模の磁気嵐が続いています。
(c) 京都大学WDC


2403黒点群の活発なフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


西の端に近付いた2403黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。