宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:06)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M5.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/25 11:35 C3.6
07:41 C3.0
02:39 M1.0
8/24 23:56 C5.8
22:48 C2.1
20:59 C2.5
17:04 C2.8
16:25 M5.6
16:03 C6.7
15:11 C3.2
03:42 C3.9
8/23 20:15 C1.7
17:51 C2.5
15:54 C6.6
08:01 C2.7
06:18 M3.5
05:37 C3.1
05:03 C2.3
03:18 C2.2

黒点  8/25 (NOAA)
磁場 フレア
2403 47 βγδ M6
2404 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 409 -3.1
-2 h 436 -2.6
-4 h 420 +0.9
-6 h 421 +2.3
-8 h 428 +0.1
-10 h 441 +0.2
-12 h 441 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -18 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
8/25 0.3 6x10^3
8/24 0.3 2x10^3
8/23 0.5 2x10^3
8/22 0.3 2x10^4
8/21 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 8/20 12:30 太陽風は500km/秒の高速風に変わっています。カナダのオーロラをどうぞ。
2015/ 8/21 14:38 1ヶ月半ぶりにMクラスの中規模フレアが発生しました。
2015/ 8/22 13:32 2403黒点群で更に2つのMクラスフレアが発生しました。
2015/ 8/23 11:23 2403黒点群の活動は続き、Mクラスフレアが3回発生しています。
2015/ 8/24 13:48 太陽風の速度が高まっています。2403黒点群は規模を保っています。
最新のニュース

2015/ 8/25 13:06 更新
M5.6の中規模フレアが発生しました。カナダのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダの高坂雄一さんより、
カナダの中央部にあるウッドバッファロー国立公園
(世界最大の星空保護区だそうです)で、
現地22日23時から23日4時にかけて現れたオーロラの写真が届きました。

ここでは、スターパーティーが開催されていたそうで、
高坂さんは講演のため出かけているとのことです。
最初の夜は雲が厚く、星が数個見える程度だったのが、
翌日は、夕食後に晴れ始めて、やがて快晴になり、
23時頃から様々な形と色のオーロラが踊り続けたとのことです。

1枚目の写真には、望遠鏡を構える参加者たちも写っています。
星空とオーロラの両方を楽しめて、とてもうらやましい星空観望会です。
4枚続きの連続写真は、まさにオーロラが踊っている様です。
現地の雰囲気も写し込んだ素敵な写真をありがとうございます。


太陽の2403黒点群は、活発にフレアを起こし続けています。
昨日の午後、24日16時半(世界時24日7時半)には、
この群で最大のM5.6の中規模フレアを起こしました。
M5を超えるフレアの発生は、
6月25日のM7.9以来で、2ヶ月ぶりです。

2403群では、その他にも、M1.0の中規模フレアが1回、
Cクラスの小規模フレアが18回程度発生しています。

活発な活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
また、SDO衛星による拡大写真も掲載します。
昨日とはまた違う見え方をしていて、黒点の変化は続いている様です。
引き続き、フレアの発生に注意して下さい。


太陽風は、速度がゆっくりと低下して、
現在は400km/秒と平均的な速さに戻っています。
磁場強度も、4nTと平均的な値で安定しています。

太陽風の高まりは、1日半ほどで終わりました。

磁気圏の活動も弱まっていて、
AE指数は、初めの頃に小さい変化が起きていますが、
中盤以降は静かになっています。




台風15号は、深夜に鹿児島の西を通過しました。
霧島地区も、夜半くらいから急激に風が強まって、
明け方にかけて吹き荒れました。
3時過ぎには停電も発生して、
今朝の最初の作業は、研究室のパソコンの立ち上げでした。
昨夕に切り替えた臨時サーバーからの復帰も終わり、
通常運転に戻ってほっとしています。



カナダのウッドバッファロー国立公園で、現地22日から23日にかけて現れたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダのウッドバッファロー国立公園で、現地22日から23日にかけて現れたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダのウッドバッファロー国立公園で、現地22日から23日にかけて現れたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


2403黒点群のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2403黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。