宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 8/16 14:12 更新 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、 昨日の夕方、15日17時(世界時15日8時)に太陽風の乱れが到来し、 速度は、350km/秒から450km/秒に、 磁場強度は、10nTから25nTにそれぞれ急に高まりました。 12日23時(世界時12日14時)頃のフィラメント噴出による CMEの影響だと思われますが、 発生から3日かからずに地球へ到来しました。 その後、太陽風の速度はゆっくりと500km/秒へ上昇し、 磁場強度は、反対に半日ほどで10nTに戻っています。 磁場の南北成分は、初めに大きく南向きに振れ、 最大で-20nTに達する変化となっています。 この影響で、AE指数は1500nTに達する変化が起きています。 京都大学WDCによると、Dst指数も-70nT近く下がり、 小さい磁気嵐になっています。 太陽風磁場の南北成分は、その後も南寄りに変化しています。 磁場強度が10nTに高まっているので、 南向きの振れ幅も大きくなりやすく、 -5nT前後の変化が続いている様です。 このため、磁気圏の活動も高まった状態が続き AE指数は1000nT前後の変化が続いています。 太陽風の乱れは、思ったよりも大きな変化になっています。 CMEの乱れに、コロナホールの影響も重なっているのかもしれません。 太陽は、2401黒点群でC1.6の小さいフレアが発生しています。 しかし、2401群も、もう一つの2400群も、 黒点は小さくなっていて、 掲載の可視光写真では、どちらもかすかになっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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