宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 8/15 10:45 更新 太陽風は低速ですが、今後、変化が到来するかもしれません。 担当 篠原 13日のニュースでお知らせした、 12日23時(世界時12日14時)頃のフィラメント噴出によるCMEについて、 SOHO衛星LASCO C3の写真が公開されたので、動画で紹介します。 動画を見ると、太陽から噴出するガスは、 右下を中心に太陽の半分以上を覆う様に広がっています。 このため、飛び出したガスの一部は 地球へも向かっている可能性があります。 到来まで3〜4日程度かかると考えると、 明日、16日くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。 CMEによる速度の変化は小さいと思いますが、 磁場が強まって、南向きに大きく振れると、 磁気圏の活動を活発にする可能性があります。 明日以降の、太陽風や磁気圏の変化に注目して下さい。 太陽は、昨日の朝から昼にかけて、 新しく現れた2401黒点群で、 C1の小さいフレアが4回起きています。 その後は静かになっていて、活動は一段落しています。 太陽風の速度は、340km/秒を中心に、 320km/秒に下がったり、380km/秒に上がったりと、 低速の状態で変化しています。 磁場強度は10nTに高まったまま落ち着いていて、 特に高速風の始まりということではありませんでした。 一方、SDO衛星AIA193では、 コロナホールがだいぶ西に進み、 影響が地球に及び始める目安の位置に達しています。 こちらにも注目して下さい。 現在の磁気圏は穏やかで、 AE指数は(恐らくデータの問題で)太くなった状態が続いていますが、 増減の変化はほとんど見られません。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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