宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 8/13 08:56 更新 太陽風は平均的な速さです。太陽も静かです。 担当 篠原 太陽風の速度は、380km/秒から400km/秒へ少しだけ上がり、 平均的な状態が続いています。 磁場強度は、8nTに少し強まりましたが、 今朝になって、6nTへ下がりかけています。 どちらも小さい変化で、 太陽風は全体としては穏やかです。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向になっていて、 -5nT近い南向きに振れる時間帯も見られます。 磁気圏でも小規模の活動が続いている様で、 AE指数は小さい変化が続いています。 これから2日程度は、このまま穏やかに推移して、 その後、SDO衛星AIA193の太陽の中心部に見える コロナホールの影響がやって来るかもしれません。 太陽は、2396黒点群が、いよいよ西の端に沈もうとしています。 また、2398、2399群は見えなくなった様で、 太陽の中央部は、2400群だけになっています。 太陽の中央部の右下側で、フィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 この噴出によりCME(太陽ガスの放出現象)も発生している様ですが、 SOHO衛星の写真が揃っていないので、詳細はまだ分かりません。 発生位置や噴出の様子から、 地球への影響は小さいのではないかと思います。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)が10,000に達しない程度で、 既に減少を始めている様です。 2396黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の中央部右下で発生したフィラメント噴出の様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |