宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 8/14 09:31 更新 太陽風は350km/秒と低速になっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 昨日紹介したフィラメント噴出によるCMEについては、 この時間帯のSOHO衛星の写真が欠けたままで、 CMEの様子を見ることができませんでした。 方向や規模から考えて、地球への影響は、 やって来ても小さい変化だと思います。 太陽風の速度は、400km/秒から350km/秒へ下がり、 低速の風になっています。 磁場強度は、9nTへ少し高まっています。 SDO衛星AIA193の太陽中央部のコロナホールは、 次第に西に進んで、 地球へ影響が及び始める目安の位置に近づいています。 現在の太陽風の磁場強度の高まりは、 影響の始まりと関係しているかもしれません。 磁場だけが高まっているのか、 追いかける様に速度が上昇を始めるのか、 引き続き注目して下さい。 磁場の南北成分は、グラフの中盤にかけて南寄りになっています。 このため、磁気圏の活動もある程度発生している様で、 オーロラの活動度を示すAE指数は、小幅の変化が続いています。 太陽風のグラフの終わりでは、南北成分は0nT付近で変化しています。 この傾向が続く様だと、速度が下がっていることもあり、 磁気圏は静かになるでしょう。 太陽の中央部のコロナホールは、 27日前の前周期よりも広がっています。 影響がどのタイミングで始まるか、どの程度の変化がやって来るのか、 27日周期の図で前周期の様子と見比べながら、変化に注目して下さい。 太陽は、2396黒点群が西の端に没して、 ほとんど見えなくなっています。 一方、東側に新しい黒点が現れて、 2401群と番号が付けられています。 目立ったフレアの発生はなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は減少して、 GOES15(青線)の値は、1000まで下がっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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