宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 8/11 12:14 更新 太陽は穏やかです。太陽風は速度が下がっています。 担当 篠原 2396黒点群は、次第に西の端(右端)に向かっています。 黒点は少しずつ小さくなっている様です。 Cクラスに達するフレアの発生はなく、 活動も穏やかになっている様です。 その他に目立つ領域もなく、太陽は穏やかに推移しそうです。 太陽風は、昨夜、10日21時(世界時10日12時)頃から速度が下がり始め、 550km/秒だった高速風は、430km/秒と平均的な速さに戻っています。 このまま低速の風に変わっていくのか、 もう一度、速度の高まりが見られるのか、 しばらく注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、振れ幅は小さいですが、 南に向いたり、北に向いたりしています。 このため、磁気圏では小規模の活動がいくらか起きていて、 AE指数のグラフは、所々で小さい山が発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 太陽の中央の東側(左側)に、コロナホールの暗い領域が見えています。 コロナホールは、太陽の磁場が外へ向かって広がっている領域で、 ここから速度の高い太陽風が吹き出しています。 明後日くらいに太陽の中心線に達して、その3日後、 今日から5日後くらいの太陽風に影響が見られるかもしれません。 このコロナホールは、27日前はもっと小さく、 この様には目立っていませんでした。 従って、27日周期の図の前周期の太陽風の変化とは、 今回は変わっている可能性があります。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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