宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 7/17 12:27 更新 高速の太陽風は終わりつつあります。STEREO Ahead衛星の観測が再開されています。 担当 篠原 太陽の反対側を通過していたSTEREO Ahead衛星の観測が、 再開されています。 Webページでは、今週の半ばから最新画像の公開が始まっていた様で、 観測再開後の7月11日から16日までの EUVI 195カメラによる動画を1枚目に掲載します。 7月3日頃にこちら側を通過していたコロナホールが、 太陽の反対側を進んでいる様子を見ることができます。 そして、STEREO衛星の位置を2枚目に掲載します。 「A」と記されたAhead衛星は、 太陽の向こう側を右から左へ通り抜けたところです。 今後、更に左に進んで行き、 地球へやって来る太陽風の変化を、 先回りして観測することができる位置に入ります。 STEREO Ahead衛星の今後の活躍が楽しみです。 太陽風の速度は、500km/秒から460km/秒へ少し下がり、 高速風は終わりに向かっている様です。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な値を推移しています。 磁気圏の活動も小さくなっていて、 AE指数は、グラフの前半に500nTの変化がありますが、 以降は、200nT程度の弱い変化のみです。 太陽風は、この後は低速の状態に向かいそうです。 27日周期の図では、前周期の6月22日から太陽風が強まっていますが、 これは、フレアによる突発性の乱れで、周期性はありません。 更に27日前の周期では、太陽風は穏やかに推移していました。 太陽は、フレアの発生は特になく、穏やかです。 (c) STEREO (NASA) STEREO衛星の現在の位置。「A」の赤丸がAhead衛星。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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