宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 7/15 12:09 更新 太陽風は再び高速風に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ニュージーランド南島ダニーデンの中村太一さんより、 今回の太陽風擾乱によるオーロラの写真をいただきました。 1枚目は、最初の強まりによる、現地11日18時半(世界時6時半)の撮影です。 太陽風の速度が550km/秒に上がり、磁場は20nTに強まっていた頃です。 町から離れた、空の条件の良い場所での撮影とのことで、 暗い空の中にオーロラの光が低く見えています。 2枚目以降は、第二波と言える、13日の太陽風の強まりによるオーロラです。 町に近い場所での撮影のため、空がやや明るく、 街灯の光も映っているそうです。 こちらの時間の方が、AE指数の変化は大きく、 磁気圏の乱れはより強まっていました。 オーロラの見え方も、より迫力を感じます。 4枚目は、流星と南十字と一緒に写っています。 見事な組み合わせですね。 ニュージーランドは、南極から北上する強い低気圧の影響で、 雲が多く、風も強くなり、凍結することも多くなっているそうです。 条件は厳しいですが、その代わり空気もきれいで、 より暗い空で観測できる季節だとのことです。 記事では、昭和基地の全天カメラのオーロラも紹介していましたが、 この様な、風景写真的なオーロラ写真の魅力は格別です。 どうもありがとうございます。 450km/秒に下がっていた太陽風は、 今朝、15日6時(世界時14日21時)頃に再び上がり、 550km/秒と高速状態に戻っています。 それとともに、磁場強度も一時的に10nTに強まり、 現在は7nTに戻っています。 磁場の南北成分は北向きに変化しているため、 磁気圏への影響は小さく、 AE指数はほとんど変化していません。 27日周期の図では、前周期のこの期間に太陽風の高まりはなく、 今回の変化は比較的短い時間で終わるのではないでしょうか。 太陽は、C1の小さいフレアが2回起きた程度で、穏やかです。 2381黒点群は、西の端に沈みかけています。 (c) 中村太一氏 ダニーデンで、現地13日21:46 (世界時09:46) に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ダニーデンで、現地13日21:47 (世界時09:47) に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 現地14日00:45 (世界時13日12:45) に、オーロラと流星、南十字。オレンジ色は街灯の明かりです。 (c) 中村太一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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