宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 7/16 14:05 更新 太陽風は500km/秒の高速風です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日に続いて、ニュージーランドのオーロラを紹介します。 今日は、南島クィーンズタウンの米戸 実さんよりいただいた、 13日のオーロラの写真です。 世界時13日9時38分、11時28分の撮影で、 昨日の2、3枚目の写真の前後の撮影です。 すると、低空に縦に伸びる光の筋は、同じオーロラかもしれません。 今日の1枚目では、大マゼラン雲の左に見えるオーロラの筋が、 昨日の2、3枚目では、マゼラン雲のすぐ左下に写っています。 撮影地の違いも考慮する必要がありますが、 見比べていると、いろいろと想像が掻き立てられます。 また、今日の写真は赤色がとても強く写っていますが、 天体写真用に赤外のフィルターを外したカメラを使っているためで、 通常のカメラと撮り比べると、赤色の写りが全く違ったとのことです。 Dst指数が -60nTに下がって、 小規模の磁気嵐に発達した頃のオーロラです。 深い赤色の広がりがとても印象的です。 どうもありがとうございます。 太陽風は、500km/秒と高速の風が安定して続いています。 磁場強度は、7nTから5nTに少し下がり、平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの後半から南寄りに傾向が変わり、 オーロラの活動度を示すAE指数も、後半から変化が高まっています。 太陽風は、11日以降増減しながらも強まった状態が続いています。 特に後半は、前周期に見られなかった変化で、 高速風がどのくらいまで続くのか注目して下さい。 太陽は、X線のグラフには特に変化はなく、穏やかです。 黒点は、西側にひとつと東端にひとつ、 新しい領域が現れています。 (c) 米戸 実氏 ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時13日11時58分に撮影されたオーロラ。 (c) 米戸 実氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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