宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
昨日、C1.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/10 --- ---
7/ 9 12:31 C1.9
7/ 8 08:05 C1.5

黒点  7/10 (NOAA)
磁場 フレア
2373 1 α ---
2375 1 α ---
2376 3 α ---
2378 2 α ---
2379 3 β ---
2381 19 β C2
2383 10 β ---
2384 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 340 -1.3
-2 h 350 -1.3
-4 h 352 -1.0
-6 h 358 -2.1
-8 h 361 -0.5
-10 h 369 +0.2
-12 h 369 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -13 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
7/10 0.3 3x10^3
7/ 9 0.3 2x10^3
7/ 8 0.4 1x10^3
7/ 7 0.4 2x10^3
7/ 6 0.4 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 7/ 5 10:32 高速の太陽風が到来して、速度は600km/秒近くまで高まりました。
2015/ 7/ 6 11:05 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏もある程度活動的です。
2015/ 7/ 7 12:02 M1の中規模フレアが2回発生しました。高速の太陽風が続いています。
2015/ 7/ 8 11:38 太陽風は400km/秒近くに下がっています。磁気圏も穏やかです。
2015/ 7/ 9 13:27 太陽風はやや低速です。太陽も穏やかです。
最新のニュース

2015/ 7/10 13:16 更新
太陽風は更に低速になっています。太陽は穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、更に遅くなり、340km/秒に下がっています。
この期間も、500km/秒と高めの速度が続いた前周期とは違い、
しっかりと低速の風になっています。

太陽風の磁場強度は、4nT前後で安定しています。
これから高速の太陽風がやって来る可能性がありますが、
まだその気配は見えていません。

磁場の南北成分は、南寄りに変化しています。
このため、磁気圏でも小規模の活動が続いていて、
AE指数は、300nTの小さい変化が3回ほど起きています。

27日周期の図の、前周期、6月14日に始まった太陽風の高まりが、
そろそろ回帰する可能性があります。
コロナホールの位置が少し変わったので、
到来はいくらか早くなるかもしれません。

前回は、600km/秒まで速度が高まりましたが、
今回はここまでは高まらない様に思います。
どうなるでしょうか。


太陽は、可視光写真であちこちに黒点が見えていて、
にぎやかなのですが、
目立ったフレアの発生はなく、穏やかです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。