宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:39)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、M3.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/22 07:15 C6.5
05:28 C2.2
03:07 M1.1
01:02 C1.9
6/21 18:23 M3.8
11:09 M2.6
10:09 M2.0
6/20 15:13 M1.0
11:36 C2.3
00:32 C1.8

黒点  6/21 (NOAA)
磁場 フレア
2367 34 βγ M4
2371 35 βγδ M3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:00 355 -0.2
-2 h 350 +5.3
-4 h 342 +3.0
-6 h 348 +1.1
-8 h 303 +0.2
-10 h 278 -0.0
-12 h 279 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 - -/ -
-2 h 7 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 8 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 74 3x10^3
6/22 74 4x10^3
6/21 3 3x10^3
6/20 5 3x10^3
6/19 17 4x10^3
6/18 17 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 6/17 11:48 太陽風は500km/秒台の高速状態が続いています。
2015/ 6/18 14:43 M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がっています。
2015/ 6/19 13:41 2371黒点群で、M3.0の中規模フレアが発生しました。
2015/ 6/20 10:31 M3.0フレアのCMEに続いて、もうひとつCMEが噴出しています。
2015/ 6/21 09:37 M1.0のフレアが発生しています。太陽風は更に低速になっています。
最新のニュース

2015/ 6/22 10:39 更新
Mクラスフレアが4回発生しました。地球方向にCMEも飛び出しています。

担当 篠原

昨日のニュースの直後、
21日10時と11時(世界時21日1時と2時)に、
太陽の中央の2371黒点群で、
M2.0とM2.6の2つの中規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA193と131による動画を掲載します。
変化が速くて、1つのフレアの様に見えますが、
強く輝く瞬間が2回起きています。

X線グラフを見ると、変化が長時間続くタイプのフレアで、
CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
太陽の中心付近で発生したため、
SOHO衛星LASCO C3の動画では、
CMEの白いガスが、太陽を丸く包む様に広がっています。
見事なハロー型のCMEで、
噴出したガスは地球へ向かって飛び出しています。

地球まで2〜3日くらいと考えると、
23日の後半から24日にかけて太陽風の乱れが到来しそうです。
その前の太陽風の乱れと重なって、
しばらく分かりにくい変化になるかもしれません。


2371群に続いて、南西(右下)の2367群の活動も高まり、
21日18時半(世界時21日9時半)にM3.8、
22日3時(世界時21日18時)にM1.1と、
2つの中規模フレアを起こしています。

2367群はもうすぐ西に沈みますが、
2371群は太陽の中心線にちょうど達したところです。
引き続き活動に注目して下さい。


今日は、太陽風の擾乱も到来しています。
22日0時半(世界時21日15時半)に、
太陽風の速度が、280km/秒から350km/秒に上がり、
磁場強度も、2nTから10nTへ強まっています。

CMEによる乱れが到来したと考えられます。
速度の変化は小さく、現在も360km/秒と低速の状態です。

磁場は強まっていますが、
南北成分は、北寄りに振れていて、
磁気圏への影響は今のところ小さいものに留まっています。
AE指数のグラフは、とても小さい変化が見られる程度です。


この後、次のCME、コロナホール、
そして、昨日のCMEと、
いろんな擾乱が重なる様にやって来そうです。

現在は、太陽風の磁場が北寄りに変化しているので、
磁気圏は静穏ですが、
今後、磁場が反転して、南寄りに強まる様になると、
磁気圏の活動も高まっていきます。
明日、明後日と、太陽風、磁気圏の変動に注目して下さい。



2371黒点群で発生した、M2.0、M2.6の中規模フレア。SDO衛星AIA193、131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2371黒点群のMクラスフレアに伴って発生した、ハロー型のCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2371黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。