宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 6/19 13:41 更新 2371黒点群で、M3.0の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 深夜、19日1時半(世界時18日16時半)に、 太陽の北東(左上)の2371黒点群で、 M3.0の中規模フレアが発生しました。 発生場所は違いますが、 昨日のM1.2から半日で次のMクラスフレアが起きています。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 X線強度の高まりが、長い時間続くタイプのフレアです。 SOHO衛星LASCO C2、C3の写真を見ると、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 噴出の中心は、左上に向かっている様ですが、 一部は太陽を包む様に広がっています。 このため、飛び出したガスの一部は、 地球へ到来する可能性があります。 発生から到来まで3日程度と考えると、 変化が始まるのは、22日前後でしょうか。 フレアの規模はそれほど大きくないので、 あまり速度の高い太陽風の乱れにはならないと思います。 しかし、強い磁場が運ばれてきて、大きく南向きに振れた場合は、 磁気圏の活動は活発になるので、注目して下さい。 2371群では、この他にもC1〜3の小規模フレアを 6回ほど起こしています。 引き続き活動に注目して下さい。 太陽風の速度は、ゆっくりと低下が続き、 現在は400km/秒に下がっています。 平均的な速さです。 磁場強度は、5nTから4nTに少し弱くなっています。 磁場の南北成分は、弱い南向きに振れ、 AE指数300〜500nTの小規模の活動を起こしています。 CMEによる乱れが到来するまで、太陽風は穏やかに推移しそうです。 今回のM3.0フレアは、 直前のX線データが欠けていたため(グラフ参照)、 自動検出できませんでした。 速報メールの発信ができず、残念でした。 2371黒点群で発生したM3.0の中規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) M3.0フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2371黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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