宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 6/15 11:55 更新 太陽は穏やかになっています。600km/秒の高速太陽風が到来しました。 担当 篠原 昨日、M2.0の中規模フレアを起こした2360黒点群は、 その後も小さい活動を続けながら、西の端の向こう側に回り、 見えなくなりました。 隠れていく様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 2360群が隠れた後は、 南東(左下)の2367群で、C1.2、C1.3の小さいフレアが起きた程度で、 X線のグラフは静かになっています。 太陽風は、昨日のニュース以降に速度が上がり始め、 夜には、600km/秒の高速風に達し、現在まで続いています。 磁場強度も、速度とともに10nT近くまで強まりましたが、 今朝に入って下がり、現在は5nTと平均的な強さです。 27日周期の図を見ると、 前周期より半日ほど速度の変化が早く始まっています。 また、前回の最高速度は550km/秒だったので、 今回はそれを上回っています。 磁場の南北成分は、速度が上がる頃は南寄りでしたが、 600km/秒に達した頃から北寄りに切り替わっています。 このため、オーロラの活動度を表すAE指数のグラフは、 前半に1000nTを越える大きな変化が発生していますが、 中盤以降は変化が小さくなっています。 太陽風は、高速の状態が続いているので、 磁場の傾向が再び南寄りに切り替わると、 磁気圏の活動も再び高まるでしょう。 前周期の高速風は、2日ほど続きました。 今回も同程度とすると、 明日には速度が下がるかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、低下していて、 1000程度に下がっています。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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