宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:55)
昨日、M2.0の中規模フレアが、一昨日もM1.3の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/15 --- ---
6/14 12:54 C5.9
09:35 M2.0
08:09 C2.2
06:13 C2.5
03:59 C2.6
6/13 23:25 C4.9
21:32 C2.2
19:23 C2.4
18:33 C5.8
16:18 M1.3
15:50 C3.6
15:18 C4.3
14:16 C3.8
11:26 C5.9
10:26 C3.5
09:16 C5.9
08:31 C8.7
00:17 C3.9

黒点  6/15 (NOAA)
磁場 フレア
2360 2 β M2
2362 1 α ---
2365 9 β C6
2366 6 β ---
2367 15 βγ C1
2368 4 β ---
2370 10 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 590 -1.6
-2 h 583 +2.1
-4 h 567 +1.6
-6 h 552 +3.0
-8 h 570 +3.3
-10 h 571 +1.3
-12 h 585 +4.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -16 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
6/15 0.2 2x10^3
6/14 0.3 9x10^3
6/13 0.3 2x10^4
6/12 0.4 2x10^4
6/11 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 6/10 11:51 600km/秒の高速太陽風が続いています。Cクラスのフレアがあちこちで発生しています。
2015/ 6/11 14:01 600km/秒の高速太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 6/12 13:01 東端から現れた2367黒点群で活発にフレアが起きています。
2015/ 6/13 12:32 2360黒点群でCクラスのフレアが続いています。太陽風は高速です。
2015/ 6/14 13:55 太陽の西の端の2360黒点群でMクラスフレアが2回発生しました。
最新のニュース

2015/ 6/15 11:55 更新
太陽は穏やかになっています。600km/秒の高速太陽風が到来しました。

担当 篠原

昨日、M2.0の中規模フレアを起こした2360黒点群は、
その後も小さい活動を続けながら、西の端の向こう側に回り、
見えなくなりました。
隠れていく様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

2360群が隠れた後は、
南東(左下)の2367群で、C1.2、C1.3の小さいフレアが起きた程度で、
X線のグラフは静かになっています。


太陽風は、昨日のニュース以降に速度が上がり始め、
夜には、600km/秒の高速風に達し、現在まで続いています。
磁場強度も、速度とともに10nT近くまで強まりましたが、
今朝に入って下がり、現在は5nTと平均的な強さです。

27日周期の図を見ると、
前周期より半日ほど速度の変化が早く始まっています。
また、前回の最高速度は550km/秒だったので、
今回はそれを上回っています。

磁場の南北成分は、速度が上がる頃は南寄りでしたが、
600km/秒に達した頃から北寄りに切り替わっています。
このため、オーロラの活動度を表すAE指数のグラフは、
前半に1000nTを越える大きな変化が発生していますが、
中盤以降は変化が小さくなっています。

太陽風は、高速の状態が続いているので、
磁場の傾向が再び南寄りに切り替わると、
磁気圏の活動も再び高まるでしょう。

前周期の高速風は、2日ほど続きました。
今回も同程度とすると、
明日には速度が下がるかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、低下していて、
1000程度に下がっています。



Mクラスフレアを起こした2360黒点群は、西の端に没しました。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。