宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:38)
今日、C2.6の小規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/16 06:03 C2.6
6/15 19:22 C2.5
6/14 12:54 C5.9
09:35 M2.0
08:09 C2.2
06:13 C2.5
03:59 C2.6

黒点  6/16 (NOAA)
磁場 フレア
2365 4 β C6
2366 1 α ---
2367 29 β C1
2368 1 α C2
2369 2 β ---
2370 10 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:27 523 +1.1
-2 h 520 -0.5
-4 h 528 -1.4
-6 h 520 +0.5
-8 h 526 +0.2
-10 h 567 -2.4
-12 h 573 -3.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -20 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -31 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
6/16 0.3 6x10^3
6/15 0.3 3x10^3
6/14 0.3 9x10^3
6/13 0.3 2x10^4
6/12 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 6/11 14:01 600km/秒の高速太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 6/12 13:01 東端から現れた2367黒点群で活発にフレアが起きています。
2015/ 6/13 12:32 2360黒点群でCクラスのフレアが続いています。太陽風は高速です。
2015/ 6/14 13:55 太陽の西の端の2360黒点群でMクラスフレアが2回発生しました。
2015/ 6/15 11:55 太陽は穏やかになっています。600km/秒の高速太陽風が到来しました。
最新のニュース

2015/ 6/16 12:38 更新
太陽風の速度は下がり始めています。磁場の南向きにより、磁気圏の活動が高まりました。

担当 篠原

高速の太陽風は、昨日いっぱいでピークを過ぎた様で、
今日の未明から速度はゆっくりと低下を始めています。
現在は、520km/秒に下がったところです。
依然、高速の状態は続いていますが、
前周期の変化を参考にすると、
速度はこのままゆっくりと下がっていきそうです。

磁場強度は、5nTから7nTに少し上がっています。
昨夜から、磁場の南北成分が南向きに振れて、
-5nTの南向きが7時間ほど続きました。
速度が600km/秒と高まっていることもあり、
磁気圏の活動が強まって、
AE指数は、1000nTの大きな変化が連続して発生しています。

磁場のまとまった南向きは、今日の未明に終わり、
以後は0nT付近を小さく変化しています。
このため、AE指数の変動もグラフの後半は小さくなっています。

太陽風の高まりが収まるにつれて、
磁気圏の変化も小さくなっていくでしょう。


太陽は、2360黒点群が見えなくなって、
フレアの発生は減りましたが、
新しく活動的な領域が、東の端(左端)から姿を現しています。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
太陽の向こう側から、
活発に変動する領域が次第に姿を現しています。

太陽の可視光写真を見ると、東端に黒点が顔を出しています。
この領域は、C2.5の小規模フレアを起こしています。
今後の活動に注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、再び少し増加しています。
太陽風の高まりは終わったので、
これから大きく増加することはないと思います。



太陽の東端から新しく現れた活動的な領域。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。