宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 6/16 12:38 更新 太陽風の速度は下がり始めています。磁場の南向きにより、磁気圏の活動が高まりました。 担当 篠原 高速の太陽風は、昨日いっぱいでピークを過ぎた様で、 今日の未明から速度はゆっくりと低下を始めています。 現在は、520km/秒に下がったところです。 依然、高速の状態は続いていますが、 前周期の変化を参考にすると、 速度はこのままゆっくりと下がっていきそうです。 磁場強度は、5nTから7nTに少し上がっています。 昨夜から、磁場の南北成分が南向きに振れて、 -5nTの南向きが7時間ほど続きました。 速度が600km/秒と高まっていることもあり、 磁気圏の活動が強まって、 AE指数は、1000nTの大きな変化が連続して発生しています。 磁場のまとまった南向きは、今日の未明に終わり、 以後は0nT付近を小さく変化しています。 このため、AE指数の変動もグラフの後半は小さくなっています。 太陽風の高まりが収まるにつれて、 磁気圏の変化も小さくなっていくでしょう。 太陽は、2360黒点群が見えなくなって、 フレアの発生は減りましたが、 新しく活動的な領域が、東の端(左端)から姿を現しています。 SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 太陽の向こう側から、 活発に変動する領域が次第に姿を現しています。 太陽の可視光写真を見ると、東端に黒点が顔を出しています。 この領域は、C2.5の小規模フレアを起こしています。 今後の活動に注目して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、再び少し増加しています。 太陽風の高まりは終わったので、 これから大きく増加することはないと思います。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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