宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 5/24 10:44 更新 太陽風は低速の状態が続いています。太陽も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、340km/秒と低速の状態が続いています。 磁場強度も、グラフの中央で弱まる変化がありますが、 5nTと平均的な状態です。 27日周期の図を見ると、太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる セクター境界がやって来た様です。 磁場の向きが、「A」(太陽から地球方向)から、 「T」(地球から太陽方向)に変わっています。 この変化は、前周期の4月27日にも発生しています。 ここ数日の速度の下がり方と同様に、 太陽風の状態は前周期と似た変化が続いています。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近からやや南寄りです。 しかし、速度が下がっていることもあって、 磁気圏の活動は穏やかで、 AE指数はほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールが太陽の中央に来ています。 3〜4日後くらいに弱い影響が見られるかもしれません。 それまでは、低速の穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は、中央部北西寄り(右上)の2353黒点群で、 C1.0、C1.1、C2.3とCクラスの小さいフレアが起きています。 しかし、全体としては穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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