宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:12)
今日、X2.7の大規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 6 07:04 X2.7
06:32 C2.5
02:17 M2.6
00:04 C2.5
5/ 5 23:04 M1.3
22:37 M1.2
22:08 C2.4
20:55 C3.6
20:18 C6.6
18:41 M1.9
18:11 C3.7
17:15 C3.7
16:56 C4.3
15:43 C2.5
14:00 C2.6
12:50 C5.1
01:38 C5.2
5/ 4 19:22 C2.0
11:48 C3.0
09:41 C8.0
08:39 C2.2

黒点  5/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2335 30 βγ M3
2336 9 β ---
2337 2 β ---
2338 4 β C5

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:59 364 -0.1
-2 h 366 -0.9
-4 h 370 +1.4
-6 h 375 +0.4
-8 h 361 +1.8
-10 h 365 +2.6
-12 h 359 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
5/ 6 0.3 3x10^2
5/ 5 0.4 5x10^2
5/ 4 0.4 5x10^2
5/ 3 0.3 3x10^2
5/ 2 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 5/ 1 14:22 太陽の東端から黒点が現れています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2015/ 5/ 2 08:50 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は静穏です。
2015/ 5/ 3 12:44 太陽でフィラメントの噴出が発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2015/ 5/ 4 09:02 2335黒点群がやや大きくなっています。4月の黒点数は54.4でした。
2015/ 5/ 5 12:17 太陽でCクラスのフレアが増えていす。太陽風は低速です。
最新のニュース

2015/ 5/ 6 09:12 更新
太陽の東端でX2.7の大規模フレアが発生しました。中央部の2335黒点群も活発です。

担当 篠原

太陽の東端から現れた黒点群は、
2339黒点群と番号が付けられた様です。
この群は、こちら側に出現した後も活発に活動を続け、
昨夜、5日19時(世界時5日10時)にM1.9、
5日23時(世界時5日14時)にM1.2と2つの中規模フレアを起こし、
今朝、6日7時(世界時5日22時)には、
X2.7とXクラスの大規模フレアを発生させました。

Xクラスフレアの発生は、
3月11日のX2.1以来、2ヶ月ぶりです。

また、太陽の中央部の2335黒点群の活動も強まり、
昨夜、5日23時(世界時5日14時)にM1.3、
6日2時(世界時5日17時)にM2.6の中規模フレアを起こしています。

X、Mフレアとともに、Cクラスのフレアも20回近く発生しています。
GOES衛星のX線のグラフは、激しく変化しています。

活発なフレア活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
太陽の東端(左端)と中央で、競う様に爆発が続いています。

2枚目に、2339黒点群と2335群の拡大写真も掲載します。
引き続きこれらの黒点群の活動に注目して下さい。


太陽風は、350km/秒近くへ速度を下げています。
磁場強度は、5〜6nTで安定しています。

磁場の南北成分は、一時的に南向きに強まった時間帯があり、
そこで、AE指数も300nTくらいに強まる変化をしています。
この他の時間帯は、磁場は0nT付近で変化していて、
AE指数も小さくなっています。

太陽風は穏やかで、磁気圏の活動も基本的には穏やかです。



フレア活動が活発化し、X2.7、M2.6などのフレアが発生しています。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


東端から現れた2339黒点群と、中央部の2335群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。