宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 5/ 4 09:02 更新 2335黒点群がやや大きくなっています。4月の黒点数は54.4でした。 担当 篠原 4月の黒点相対数の平均値は、54.4 でした。 WDC-SILSOより発表されています。 約20年間の長期変化の図を掲載します。 3月の38.4からは増えましたが、大きな戻りにはなっておらず、 2014年後半からの黒点数の低下は続いています。 前の周期の2003年頃の黒点数も、 同じように大きく低下しています。 全体の山の高さは違いますが、 太陽の活動周期の推移を見ていると考えられます。 その太陽では、 南東(左下)の2335黒点群が大きくなっています。 フレアの活動も、C1.0、C1.2、C1.8、C1.8と、 小さい規模ばかりですが、頻繁に発生する様になっています。 更に活動を強めるかどうか、黒点群の変化に注目して下さい。 太陽風は、速度が390km/秒付近へ少しだけ下がり、 400km/秒台を割るくらいになっています。 磁場強度も、小さい変化ですが5nTへ下がっています。 太陽風の弱い高まりは終わりつつある様です。 太陽風磁場の南北成分は、 小さい変化ですが南北にゆっくりと振れています。 磁気圏でも小規模の活動が発生していて、 AE指数のグラフには、200〜400nTの変化が時々発生しています。 これから太陽風が弱まると、 磁気圏の活動もより小さくなっていくでしょう。 太陽黒点相対数の長期変化。4月の黒点数は54.4でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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