宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:44)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 3 --- ---
5/ 2 --- ---
5/ 1 11:33 C2.3

黒点  5/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2335 15 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 399 -2.4
-2 h 388 -1.3
-4 h 421 +2.4
-6 h 411 -0.7
-8 h 451 -4.2
-10 h 419 -1.1
-12 h 412 +3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -9 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
5/ 3 0.3 3x10^2
5/ 2 0.4 1x10^2
5/ 1 0.4 2x10^2
4/30 0.4 1x10^3
4/29 0.4 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 4/28 12:27 太陽風は低速ですが、磁場が南寄りになって、磁気圏の活動をやや高めています。
2015/ 4/29 13:44 太陽の北東部でフィラメント噴出が発生し、CMEも発生しています。
2015/ 4/30 13:26 太陽風は300km/秒とかなり遅い状態です。太陽は静かです。
2015/ 5/ 1 14:22 太陽の東端から黒点が現れています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2015/ 5/ 2 08:50 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2015/ 5/ 3 12:44 更新
太陽でフィラメントの噴出が発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨夜、太陽の南半球の中緯度を、
東西に長く延びていたダークフィラメントが噴出して、
CMEとなって太陽から広がっています。
SDO衛星AIA304と、SOHO衛星LASCO C2の動画を掲載します。

SDOの動画では、細長く横に伸びていた暗い筋が、
左端から右端へ順番に浮かび上がっています。
噴き上がったコロナのガスは、SOHO衛星の写真では、
太陽の下半分を包む様に広がっています。

この動画では、太陽の左側にもCMEが噴出する様子が見えますが、
SDO衛星では対応する変化は見られないので、
太陽の向こう側で起きた現象ではないかと思います。

かなり淡いCMEですが、
太陽を東西にまたぐように噴き出しているので、
地球へも影響がやって来るかもしれません。
4日後くらいと考えると、
7日頃の太陽風に、弱い変化が見られるかもしれません。

太陽のフレア活動は、
2335黒点群で小さい規模のフレアが見られる程度で、
穏やかな状態が続いています。


太陽風は、400km/秒と平均的な速さで安定しています。
磁場強度は、10nTからゆっくりと下がって、
6nTと平均的な値に戻りつつあります。

今回の太陽風の高まりは、この弱い変化で終わりそうです。

太陽風磁場の南北成分は、
北寄りから南寄りへ傾向が変わっています。
このため、磁気圏の活動も少し高まっていて、
AE指数のグラフの後半から変化が見られ始めています。

しかし、27日周期の図を参照すると、
太陽風は次第に弱まっていきそうです。



太陽の南半球でフィラメント噴出が発生しました。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


フィラメント噴出により太陽の南側で広がるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。