宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 5/ 1 14:22 更新 太陽の東端から黒点が現れています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽は、中央部の小さい黒点に2334群と番号が付き、 東の端から2335群が新しく現れています。 無黒点の状態にはならなかった様です。 その2335群で、C1.1、C2.3の小規模フレアが発生しています。 やや活動度の高い黒点群の様です。 太陽風は、昨日のニュースのすぐ後、 30日13時(世界時30日4時)頃から少し強まり、 磁場強度は5nTから10nTへ、速度は300km/秒から350km/秒へ、 それぞれ高まっています。 27日周期の図で、前周期に見られた太陽風速度の高まりが、 弱まりながら現れたのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、この変化の後は、 北寄りに振れる様に変わっています。 このため、磁気圏の活動は穏やかで、 AE指数は小さい変化がぽつんと起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球高緯度域のコロナホールが西に進んでいます。 太陽風への影響はもう少し強まるのか、 この後は弱まっていくのか、 しばらく注目して下さい。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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