宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:44)
昨日、C1.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/29 --- ---
4/28 14:13 C1.9
4/27 05:52 C1.4

黒点  4/29 (NOAA)
磁場 フレア
2327 1 α ---
2331 2 β C2
2333 3 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 312 -1.3
-2 h 324 -2.6
-4 h 327 -2.0
-6 h 330 -2.0
-8 h 335 +0.4
-10 h 336 +1.4
-12 h 331 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -12 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
4/29 0.4 5x10^2
4/28 0.5 2x10^3
4/27 0.7 2x10^3
4/26 0.9 3x10^3
4/25 0.9 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 4/24 13:41 太陽の西の裏側で、M1のフレアが発生しました。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2015/ 4/25 11:26 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。
2015/ 4/26 09:59 太陽の反対側でCMEが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2015/ 4/27 12:28 太陽風は300km/秒近くまで低速になっています。太陽も穏やかです。
2015/ 4/28 12:27 太陽風は低速ですが、磁場が南寄りになって、磁気圏の活動をやや高めています。
最新のニュース

2015/ 4/29 13:44 更新
太陽の北東部でフィラメント噴出が発生し、CMEも発生しています。

担当 篠原

昨日のSDO衛星AIA193の太陽写真でも目立っていた、
太陽の北東側(左上)に長く伸びていたダークフィラメントが、
昨夜、28日22時(世界時28日13時)から噴出しました。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
斜めに伸びる黒い筋が、ふわっと浮かび上がり、
太陽から飛び出して行きます。
その後、太陽側のコロナにも大きな乱れが発生しています。

この噴出によって、CME(太陽ガスの放出現象)が
太陽の左に向かって飛び出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を2枚目に掲載します。
フィラメントの捻れた様な白い筋が噴き出していて、見事です。
地球に対して横方向に噴き出している様なので、
地球への影響は小さそうです。
4〜5日後くらいの太陽風に、
小規模の変化が発生するかもしれません。

SOHO衛星の動画では、右下にもCMEが飛び出しています。
SDO衛星で対応する現象が見られないので、
太陽の裏側で発生したCMEではないかと思います。


一方、太陽のフレアの活動は、
西の端でC1.9の小さいフレアが起きたくらいで、穏やかです。


太陽風は、速度が330km/秒から300km/秒へ下がり、
かなり遅い風になっています。
磁場強度も、3〜5nTとやや弱い値になっています。

磁気圏では、AE指数で300〜500nTの小規模の変化が
時々発生していますが、
全体としては穏やかです。




太陽の北東に向かってフィラメント噴出が発生しました。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


太陽の左に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。