宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 4/30 13:26 更新 太陽風は300km/秒とかなり遅い状態です。太陽は静かです。 担当 篠原 太陽の黒点は、北半球側にあった2333群が消えて、 中央部の左下寄りの小さい黒点だけになっています。 無黒点寸前という印象です。 フレアの活動もほとんどなく、 西の端でC1.0の小さいフレアが発生している程度です。 太陽風は、280〜300km/秒とかなり遅い速度が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、振れ幅は小さいですが、 南向きの傾向が続いています。 磁気圏でも弱い活動が続いていて、 AE指数は200〜300nTの小規模の変化が頻繁に発生しています。 27日周期の図を見ると、 前周期は太陽風速度の高まりが始まっていた頃ですが、 今回はかなり低速の太陽風になっています。 SDO衛星AIA193のコロナ写真を見ると、 太陽の北半球の高緯度側にコロナホールが伸びています。 この領域の影響がこれからやってくるかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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