宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 4/15 11:59 更新 太陽風の磁場が強まり、磁気圏の活動をやや高めています。 担当 篠原 太陽からCMEの噴出が続いています。 SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載しますが、 昨日から今日にかけて、2つのCMEが噴き出しています。 SDO衛星の画像と比べると、 1つめは太陽の裏側で発生した現象の様で、 2つめは太陽の東端の少し向こう側で起きている様です。 どちらも地球への影響はありませんが、 太陽は、全体としてはなかなか活発です。 太陽の東端に姿を現した黒点群は、 2324群、2325群と番号が付けられています。 2321群とともに目立っていますが、 フレアの発生は特になく、X線のグラフは穏やかです。 太陽風は、300km/秒台前半の遅い風が続いています。 ACE衛星のグラフでは、速度は大きく変化しているように見えますが、 縦軸の幅は小さく、290km/秒から340km/秒へ少し高まった程度です。 変動の全体の様子は、27日周期の図を見るとよく分かります。 一方、磁場強度は2nTと弱まっていた状態から、 およそ10nTへ大きく強まっています。 この変化は、コロナホールの影響によるものでしょうか。 磁場の南北成分も、-10nTから10nTくらいまで大きく南北に振れています。 このため、磁気圏の活動度も高まっていて、 AE指数は500nTから800nTの中規模の変化が続いています。 太陽風の速度がより高まっていれば、 もっと大きな活動につながったのではないでしょうか。 現在は磁場は北を向いています。 この状態が続くと、磁気圏は穏やかになります。 SOHO衛星LASCO C3による、太陽の裏側と左側から噴出するCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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