宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:59)
昨日、C2.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/15 --- ---
4/14 08:09 C2.9
4/13 20:27 C2.3
19:04 C1.9
17:21 C4.7
12:54 C4.3
08:24 C6.4
07:15 C2.9
06:16 C2.0
04:33 C2.3
02:52 C9.0

黒点  4/15 (NOAA)
磁場 フレア
2320 3 β C6
2321 14 βγ C9
2322 3 β C5
2323 5 β C3
2324 11 β ---
2325 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:48 327 +7.8
-2 h 342 +5.8
-4 h 331 +11.0
-6 h 336 -5.7
-8 h 333 -6.8
-10 h 327 -1.3
-12 h 347 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -8 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^0
4/15 0.4 6x10^1
4/14 0.4 7x10^1
4/13 0.4 4x10^1
4/12 0.4 4x10^1
4/11 0.4 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 4/10 12:48 太陽風磁場が大きく強まっています。Cクラスフレアの発生が続いています。
2015/ 4/11 16:05 太陽風磁場の強まりが続き、磁気圏の活動も高まっています。
2015/ 4/12 11:51 太陽風磁場の強まりは終わり、磁気圏も静穏になりました。
2015/ 4/13 11:43 2321黒点群でM1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2015/ 4/14 12:06 太陽の東端から新しい黒点が現れています。太陽風はかなり低速です。
最新のニュース

2015/ 4/15 11:59 更新
太陽風の磁場が強まり、磁気圏の活動をやや高めています。

担当 篠原

太陽からCMEの噴出が続いています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載しますが、
昨日から今日にかけて、2つのCMEが噴き出しています。

SDO衛星の画像と比べると、
1つめは太陽の裏側で発生した現象の様で、
2つめは太陽の東端の少し向こう側で起きている様です。
どちらも地球への影響はありませんが、
太陽は、全体としてはなかなか活発です。

太陽の東端に姿を現した黒点群は、
2324群、2325群と番号が付けられています。
2321群とともに目立っていますが、
フレアの発生は特になく、X線のグラフは穏やかです。


太陽風は、300km/秒台前半の遅い風が続いています。
ACE衛星のグラフでは、速度は大きく変化しているように見えますが、
縦軸の幅は小さく、290km/秒から340km/秒へ少し高まった程度です。
変動の全体の様子は、27日周期の図を見るとよく分かります。

一方、磁場強度は2nTと弱まっていた状態から、
およそ10nTへ大きく強まっています。
この変化は、コロナホールの影響によるものでしょうか。

磁場の南北成分も、-10nTから10nTくらいまで大きく南北に振れています。
このため、磁気圏の活動度も高まっていて、
AE指数は500nTから800nTの中規模の変化が続いています。
太陽風の速度がより高まっていれば、
もっと大きな活動につながったのではないでしょうか。

現在は磁場は北を向いています。
この状態が続くと、磁気圏は穏やかになります。




SOHO衛星LASCO C3による、太陽の裏側と左側から噴出するCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。