宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 4/11 16:05 更新 太陽風磁場の強まりが続き、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、 太陽風磁場の南北成分は、北向きになりました。 磁場強度は20nTに強まった状態が続き、 南北成分も北向きの +20nTまで高まりましたが、 磁気圏への影響は小さく、 AE指数のグラフもこの間は変化が小さくなっています。 そして、10日22時(世界時10日13時)から、 磁場が南向きに切り替わり、 -5nTから、やがて-10nTに南向き成分が強まっています。 これとともに、磁気圏の活動も高まって、 AE指数は、初めは400nT、 その後、800nT前後の中規模の変化になっています。 太陽風の磁場強度は、南向きに変わった頃から弱まり始め、 現在も強まった状態ですが、10nTくらいに下がっています。 乱れは終わりに近づいているようです。 この間、太陽風の速度は、 420km/秒から360km/秒へゆっくりと低下しています。 全体としては、小幅の変化です。 太陽は、西側に回っている2320黒点群で、 C7.9、C2.9、C2.8、C2.7と、小規模のフレアが発生しています。 活動的な状態はまだ保っている様です。 また、東の端から新しい黒点群が顔を出し、 C4.7の小規模フレアを起こしています。 NOAAの報告では、2321黒点群と番号が付けられています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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